Googleトレンドとは?検索トレンドから最適な広告の展開を考える

編集部

広告を打つときに考えるのが、費用対効果。少ない費用で最大限の効果を挙げられる広告が理想的ですが、そのためには最適なタイミングで、最適な広告の展開が求められます。

最適なタイミングをつかむために利用したいツールが「Googleトレンド」です。名が示すとおり、Googleで検索されている急上昇等の「ワードのトレンド」を調べることができるツールです。 今回は、「Googleトレンド」を紹介いたします。

検索連動型広告とは?メリット・デメリットと始め方を簡単解説。

Googleトレンドとは

Googleトレンドは、世界中の人たちがGoogleで検索しているワードのトレンド=人気を把握できるサービスで、Googleが2006年から提供を始めています。

今現在、リアルタイムでどのようなワードが多く検索されているのかだけでなく、過去に遡って調べる機能も備えています。そのため、例えば、自分が調べたいワードが過去12ヵ月間で、どれくらい検索されたかも把握できます。

Googleトレンドとは

Googleトレンドの使い方

Googleトレンドの使い方は、簡単。トップページの検索欄に調べたいワードを入力し、調べる期間を設定すれば、指定ワードがどれくらい検索されているかのボリュームが折れ線グラフで表示されます。

Googleトレンドの特徴

Googleトレンドの特徴は、キーワードの検索数が絶対数ではなく、相対数で表示される点です。

絶対数での表示とは、例えば2021年8月に

自分が調べたいワード、例えば「2021年10月の1ヵ月間で10万回検索されました」と表記されるのが絶対数なのに対して、相対数はもっとも検索された2021年10月の検索数を100として、2021年9月が10月と比べて半分の検索ボリュームであれば、「50」と表記されます。

つまり、検索の回数自体は表示されずに、あくまで「もっとも検索数が多かった時期を100」とし、そのときと比べてどれくらいなのかを表記する仕組みになっています。

表示の例

では、実際にどう表示されるのか「オリンピック」を例にとってみましょう。

調べたいキーワード:「オリンピック」

対象期間:2021年1月〜2021年10月

検索結果は、以下の画像のようになりました。

Googleトレンドの特徴

文字色が薄いため見づらいかもしれませんが、7月4日を境に青色線の山が始まり、直後にはピークの100に達しています。「オリンピック」の検索数が、設定期間で一番多かった時期となります。

ちょうど、東京五輪(オリンピック)の開催期間は、2021年7月23日〜8月8日に重なります。

東京五輪が閉会すると、「オリンピック」の検索数が減少し、青色の線も右肩下がりとなっています。

今回の例では「オリンピック」の検索ボリュームを日本に限定しましたが、Googleトレンドでは、日本以外の国や全世界を指定し、それぞれの国・地域ごとの検索動向を調べることができます。

急上昇ワード

Googleトレンドでは、急上昇ワードタグをクリック。その日に検索数が急激に増加した「急上昇ワード」を調べることができます。国や地域を選択すると当該エリアの急上昇ワードを調べられます。

急上昇ワード

自社のサービスのトレンドを調べる

Googleトレンドを使うことで、自社のサービスや商品がどれくらい検索されているのか、もしくはされていないのか、傾向を大まかにつかむことができます。

大切なことは、今後検索数が伸びていくことが見込まれる上昇トレンドなのか、対照的に、検索数が減少していくことが見込まれる下降トレンドなのかを見極めることです。

上昇/下降トレンドのどちらなのかは、数ヵ月単位で見たときと年単位で見たときとでは、異なるかもしれません。

そのうえで、上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを見極めて今後取るべき広告手段を決定する必要があります。

上昇トレンドでは、広告拡大を

自社の商品やサービスの検索トレンドが上昇傾向を示しているときは、検索する人たちに自社の商品やサービスを知ってもらう絶好機です。

競合他社が存在しないマーケットで商品やサービスを展開していれば、広告を打たなくても、認知から刈り取りまでが容易ですが、競合他社が存在する商品やサービスであれば、他社ではなく自社に誘導しなくてはなりません。

そのために必要なのが、上昇基調を示すワードを多く含んだWEBコンテンツです。他社に先駆けて良質なコンテンツを公開することで、Googleの検索結果ページの上位に表示される可能性も高くなります。

検索結果が上位であれば、その分、多くの集客を見込むことができます。

下降トレンドでは縮小を

反対に、調べているワードが明らかに下降トレンドを示しているのであれば、WEBコンテンツを充実させても多くの訪問者は期待できません。

下降トレンドの場合は、検索結果以外の広告の展開をおすすめいたします。また、ワードが一過性のもので今後も上昇トレンドが見込めないようであれば、商品やサービスの業態の転換も視野にいれたほうがよいでしょう。

Googleトレンドの使い方と結果に合わせた広告手法を見てきました。実際のマーケティングでは、Googleトレンドに加えて、「キーワードプランナー」と組み合わせて使うことでより効果的なWEBコンテンツを作ることができます。

ぜひ、タガタメにご相談ください。

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