Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)活用で売上倍増。意識した2つのポイント

鈴木

Googleマイビジネスを利用し「洋服のお直し屋さん」の売上を2倍にすることに成功しました。何を隠そうクライアントは私の母。これから紹介する方法は基本的に全て無料です。必要なのは行動あるのみ。ぜひ一読頂き、実際に対応してください。

母と同じような実店舗をもつ事業主さんの参考になれば幸いです。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleビジネス)とは?実店舗を魅力的にアピールする方法

実母の事業紹介

Googleビジネスプロフィール活用で売上倍増。意識した2つのポイント

実母は洋服のお直し屋さん兼洋裁教室を営んでいます。ズボンの裾上げとか洋服のボタンを縫い直したりするたまに町中に見かけるようなところをイメージしてみてください。

少し家業のお話をさせて頂くと、元々祖父が左官屋を営んでいましたが父の代で廃業。利用しなくなった事務所をリノベーションして母が現在お直し屋をやっています。

そんな母は70代。私が物心つく頃からずっと専業主婦でした。元々手先が器用で洋裁も趣味の一貫として長年やっており、手前味噌ですがセンスは良いと思います。とはいえ事業者としての経験はありません。70代の母一人と店舗(元左官屋の事務所)。もちろん売上は0円。スタートはここからです。

現在の売上は?

母の趣味の延長線。ボケ防止にでもなればいいや。そんな軽い気持ちで始め、現在の売上は平均的な都内会社員の月収程度。母親一人の時間と家賃を考慮するとそこそこ事業として成り立っています。

Googleビジネスプロフィール活用で売上倍増。意識した2つのポイント

※打ち間違いがリアル

Googleマイビジネスをメインの集客方法に採用した理由

現在、メインの集客方法はGoogleマイビジネス。

なぜGoogleマイビジネスをメインにしたのか。それは集客に必要な基本的なアクションがGoogleマイビジネスで完結するからです。

あわせてGoogleマイビジネスが無料かつストック型のマーケティング支援サービスであること。集客に割けるリソースが少ない店舗型の小規模事業者にとってこれ以上ないくらいGoogleマイビジネスは強力な支援サービスだと考えています。

Googleマイビジネスとは

Googleマイビジネスの特性を簡単にご紹介。

SEO対策、リスティング広告などの施策はWEBマーケティングをおこなう際にWEBサイトが必ず必要になります。
GoogleマイビジネスもWEBマーケティングの基本的な考え方は他の施策と同じですが、Googleマイビジネスのみで事業概要の公開や最新情報の発信をできるのが特徴です。極端な話、WEBサイトがなくても集客ができます。

実家のお店を例にあげると最新情報や画像のアップなどはすべてGoogleマイビジネスで行っています。
WEBサイトはランディングページのみで更新は特になく最初に作ったときのままです。

Googleマイビジネスに情報を充実させる2つのメリット

Googleマイビジネスに情報を充実させる2つのメリット

お店のWEBサイトを充実させるよりもGoogleマイビジネスの情報を充実させた理由に関しては以下の2点が大きいです。

  1. サイト訪問前に信頼感を創出可能
  2. HTMLの知識がなくても更新可能

信頼感の創出に関してはサイト上に情報を充実させた場合、訪問してからでないと確認できませんが、Googleマイビジネスの場合は訪問前に確認してもらえます。競合がいるサービスでは検索結果上で信頼感を創出できるというのは非常に強いアドバンテージになります。

情報が充実している店舗と情報が少ない店舗が同列に並んでいた場合はどちらをクリックしてみたくなるか考えれば情報を充実させる重要性はわかると思います。

また、小規模事業者は専任のWEB担当がいないことも多く、WEBサイトも最初に業者に作成してもらったまま。というところも多いと思います。

HTMLの知識がない人でもGoogleマイビジネスは情報の発信やユーザーとのコミュニケーションが取れるのは地味に便利なポイントです。

Googleマイビジネスで重要な2つのポイント

Googleマイビジネスを利用するにあたって、特に重要な機能が2つあると思っています。

  1. ユーザーレビュー
  2. 情報の投稿

1.ユーザーレビュー

レビューについて

ユーザーが店舗を5段階で評価するレビューはGoogleマイビジネスの中でも特に重要です。
実際にユーザーへの信頼感につながるだけではなく検索結果やGoogleMap上での順位に影響があると言われています。

また、小規模店舗の多くが未だにレビューが0件というところも少なくなく、レビューが多いというだけでもアドバンテージになります。

レビューを獲得する方法

母親の場合、最初は常連さんに直接レビュー記載のお願いをしてもらいました。もちろん記載内容は率直な感想を書いてほしいという依頼です。

何事も0→1が大変で、最初の1件を書いてもらうまでが大変でしたが、1回レビューを書いてもらえれば、だんだんとレビューが増えていきます。

また問合せの自動返信メールにもレビュー記載を促す文言とリンクを掲載しています。
メール訴求からのレビューの記載率は1%以下と、決して高い数値ではありませんが、レビュー記載を事業者側から促さない限り、よっぽどユーザー体験が優れた店舗で無い限りユーザーから自発的に高評価のレビューを記載することはほぼ無いと思っていますのでレビュー獲得するコツはとにかく記入を促すことにつきます。

レビューに対しての対応方法

母の事業に限らず、多くの企業さまのWEBマーケティングを行っている中で「ユーザーレビューの管理が大変だから」という理由で獲得に積極的になられない企業さまがいらっしゃいます。

ここでいう「ユーザーレビューの管理」というのが、「低評価をつけられるユーザーです」
Googleマイビジネスのレビューは原則削除や非表示ができません。
もし低評価をつけられてしまったら、基本的にはそのままずっと残り続けます。

「低評価をつけられるくらいだったら0件のほうが」という気持ちはわからなくもありません。

ここで忘れてはいけないのはレビューを行うという行為はユーザー側に決定権があるものであり、事業者側が管理するものではありません。

また個人的な感覚だということを最初にお断りしますが、高評価のレビューは自発的に記載してくれるユーザーは多くない一方、低評価のレビューを自発的に記載してくれるユーザーはなぜか一定数います。

なので、何もレビューに対して事業者側がアクションを起こさない限り、低評価のレビューのほうが集まりやすいというのが一般的な店舗の特徴になるかと思います。

母親のお店のレビューに対しての捉え方は以下の2つです。

  1. 事業者側でできるのはレビューをつけてもらうように働きかけるのみ!
  2. レビューの評価は事業者側でコントロールできない。高評価でも低評価でも頂いたレビューに対して適切に返答をする。

2.情報の投稿

情報の投稿について

Googleマイビジネスの機能の1つに情報の発信があります。

お客様のビジネスの最新情報に接する機会が増えることで、顧客が情報に基づいて購入を判断できるようになります。

情報発信では次のことが可能になります。

・地元の顧客と直接交流できる

・タイムリーな情報を提供することで、顧客の利便性を高めることができる

・セール、特別企画、イベント、ニュース、特典などを宣伝できる

・動画や写真を通じて顧客と交流できる

具体的な、投稿の種類は以下の通りです。

・COVID-19(新型コロナウイルス感染症
・特典
・イベント
・商品
・最新情報

また、サイトに訪問する前の検索結果の段階で発信した情報にふれることができることで、事業の取り組みにふれることができますし、情報発信に積極的なユーザーフレンドリーなサイトだというアピールができると考えています。

レビューと情報の発信を活用することで、実家のお直し屋は広告費をかけることなく集客に成功することができました。

Googleマイビジネスを運用するうえでの課題とは

Googleマイビジネスを活用にあたっての課題はどうやって運用を軌道に載せるか。また情報を更新しつづけるかということではないでしょうか。

特に情報の発信は、ネタの枯渇がおきて尻窄みになってしまいがちです。
投稿をすることが目標になってしまい、ユーザーが求めていない情報を発信してしまっては意味がありません。

お直し屋の場合は、実際に直した洋服などビジュアルとともに訴求できるネタが定期的にあるため、比較的情報発信がやりやすい事業ではあります。
また、お客様からよく頂くご質問などはサイトに掲載する以外にも、この機能を利用して情報を発信しています。

情報を発信するためにネタを考えると、どうしても行き詰まってしまいがちですので、日々の事業の中から発信できるようなお客様が求めている情報を日頃からピックアップする癖をつけておくことがコツではないかと思います。

タガタメではGoogleマイビジネスを始めWEBマーケティング全般のご相談にお答えしております。
WEB集客についてお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。

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鈴木

SEOディレクターとして数百サイトのSEO施策を実施。特に、ECサイトや求人サイトなど動的なサイトの改善を得意とする。 その後、日本最大級のオンライン英会話事業のマーケティング・事業責任者を担当し、タガタメにSEMコンサルタントとして入社。

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