【実践】3C分析でSNSのフォロワーが16倍に

編集部
3C分析でフォロワーが16倍

今回3C分析を用いたことでInstagramアカウントのフォロワーが600人から10,000人まで拡大したお話です。実際に自分で行動した内容もおしげなく公開しました。

SNSも現代遊びではなく、ビジネスで幅広く活用されています。今回は3C分析を用いてどのように自分のアカウントを伸ばしていったのかSNSを真剣に取り組んで頂いている方の参考になればと思います。

個人で10,000人以上のInstagramのフォロワーを増やした方法はこちら

3Cって何?

 そもそも3C分析って何?という人に簡単に説明します。3C分析とは言葉のとおりの3つの視点を言います。「Customer(顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の視点で分析をおこない、それぞれの視点から成功要因(CSF)を発見し事業を成功へと導いていくことです。

3C分析を用いることで顧客のニーズを明確化するだけでなく、競合との差別化も発見できます。ではそれぞれの視点でどのように分析をしていったのかを私の体験談含め、ご紹介します。

Customer(顧客視点)ではフォロワーファスト

まずは、「Customer(顧客)」顧客視点分析。

SNSアカウントをどのような人にみて欲しいのかを深堀して考え浮かび上がってきたのが、「中高生の野球をやっている子」でした。そこで彼らが何を求めているのか、どういった形で貢献できるか、彼らの野球人生がどうすればよりよいものになるのかという視点を自分の経験をふまえて考えました。

ここで1つポイントとなったのが、自分もかつて彼らと同じ立場にいたことでした。自分も経験していたことでしたので、よりニーズやどのようなことに困っているのかを熟考できました。体験していることでニーズ理解がとてもスムーズにできる間隔は今の自分の活動の糧になっているのは言うまでもありません。

考え抜いた結果として、彼らの不安を解決するために3つ代表的なものを取り上げてみました。

1 指導者の指導不足からくるどうやったらうまくなるのかわからない
2 経験不足からくるどのような練習をすればいいのかわからない
3 野球で悩むことが多いがどのように解決していけばいいのかわからない

そしてこの3つの課題を解決できるように投稿内容を決めました。

1 技術のアドバイスのため動画の投稿
2 練習法を紹介する動画の投稿
3 ストーリーやDMを通したメッセージで選手のメンタルの相談に乗る

これらを軸にアカウントを運用し始めました。もちろん最初はまったく反応が少なかったのですが、徐々にメッセージや技術面の相談が増えていきました。何よりうれしかったのが相談やアドバイスをしたメンバーが結果を出したことを報告してくれたときに「あー、また一人の野球選手のために何かできた!」とすごくうれしい気持ちになりました。

Competitor(競合視点)ではとにかく観察

 続いて競合視点で分析するうえで大切にしたことは、いいところは参考にして取り入れることでした。投稿頻度やコンテンツなど、アプローチの仕方を選手にどうすればもっと伝わりやすくなるのか、顧客目線を軸に参考にしました。

また競合のアカウントを観察していくと新しい発見がありました。特に参考になったのが投稿頻度。それまでは、アカウントの投稿頻度を2〜3日やときに5日空けて投稿していましたが、競合のアカウントを見てみると毎日投稿しているアカウントが多く、フォロワー(選手たち)との時間や接点をより多く持てる点気付き自分も取り入れました。

他にも動画のなかに練習法の注意点を入れることやビフォーアフターを表示させることでこれだけ変わることができる点を訴求するなど、工夫次第で選手たちにより伝わりやすくなることがわかりました。

反対に画像だけで技術を伝えようとしているアカウントもあり、選手の立場からすると少しわかりにくいのでは?と思いました。よいところは積極的に取り入れ、改善したほうがよいところはより良くすることで、自分らしさや差別化も明確化しました。

主観と客観を行き来することで改善点にも気付くことができ、競合視点で分析する大切さを実感しました。

Company(自社視点)ではオリジナル性を

 競合分析をとおして自分にしかできないことも同時に発見できました。投稿頻度、内容のわかりやすさを踏まえて、自分にしか伝えられないことはなんだろう?と考えた結果、そこで自分の強みは以下の3点に気付きました。

1 海外で野球をプレーした経験を持っている
2 公立校メンバー外から海外でプレーした経験
(競合はスター街道を歩んできた選手が多かった)
3 今もなお現役でプレーを続けている

まず1点目の海外でのプレーの経験ですが、競合のアカウントを参考にした際に、海外でプレーした経験を持つ人はいませんでした。また、日本の野球はアメリカから情報が流れてくるので、最新の情報を取得できる点も競合にはない強みだと思いました。

 2点目は公立高校のメンバー外から海外のプロリーグでプレーした選手も少ない点です。競合の人たちはエリート街道を歩んできた人が多く、この点に関しては元々スキルやセンスが周りの子に比べて劣るメンバーに対しても自身の体験を踏まえてよりアプローチができると考えました。

最後に今もなお現役でプレーを続けているため、新しい知識情報をフォロワーに提供できると感じました。これは野球を続けていくうえで非常に重要な項目だと思っており、選手の立場をより理解につながります。彼らの立場や心境を理解して伝えることでより質の高いアドバイスができると確信しました。

最後に

3C分析を用いたことで自分にしかできないこと、自分がやるべきことが明確になりました。顧客が何を求めていて、それに対して自分は何ができるのかを発見できます。少し躓いたりうまくいかないことなどがあった際は、少し広い視点で3C分析を取り入れ、何をすべきかなどいろんな角度から行動を見直してみるといいかもしれません。

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編集部

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