YouTube広告とは、費用や手順など詳細まとめ

編集部

年々ユーザー数を増やし続けているYouTube。それにともない、今後はさらに多くの企業がYouTube広告を活用するでしょう。そこで、当記事ではYouTube広告の種類や費用など、抑えておきたいポイントを解説します。

YouTube広告の特徴とは

YouTube広告は動画の前後や途中に再生されるものが多く、他の広告と比べ視聴されやすいのが特徴です。費用対効果も高く効率のよい広告と言われることが多いですが、成果がなかなか出ないと苦戦している担当者も多いのではないでしょうか。それでは早速、YouTube広告の特徴を再確認して改善ポイントを探っていきましょう。

幅広いユーザーにリーチが可能

YouTubeの月間アクティブ数は世界で20億万人(2022年7月時点)。日本国内でも18歳以上の月間利用者数は6,900万人以上(2021年5月時点)となっています。「若者が視聴するイメージ」のYouTubeですが、実は月間利用者数のうち2,500万人は45〜64歳が利用しています。世代人口の75%と、中高年世代でも多く利用されているのが実情です。

また近年はテレビ画面でYouTubeを視聴するユーザーも多くなりました。1,500万人以上がテレビ画面で視聴しているとの結果も出ています(2020年3月時点)。幅広い年代が視聴しているYouTubeは生活には欠かせないメディアとなりつつあり、幅広いユーザーにリーチできます。

豊富なターゲティング方法

YouTube広告の特徴として、精度の高いターゲティング機能が挙げられます。ターゲティング方法は大きく分けて2種類。「オーディエンスターゲティング」「コンテンツターゲティング」があります。

「オーディエンスターゲティング」は”誰に広告を表示するのか”を決めるものです。性別や年齢、居住地などのユーザー属性、ユーザーが興味関心を持っているカテゴリやトピックなどが設定できます。

ターゲティング項目 内容
ユーザー属性グループ 年齢・性別・子供の有無、世帯収入で絞る
詳しいユーザー属性 子供の年齢や住宅所有状況、就業状況などのユーザー情報で絞る
アフィニティカテゴリ ユーザーの興味や関心を123の項目から絞る
購買意欲の高いオーディエンス 商品の価格や比較サイトの閲覧など、購入する可能性が高いユーザーにアプローチする
ライフイベント 結婚・転職など人生の節目を迎えたユーザーにアプローチする
カスタムインテントオーディエンス 指定したキーワードや関連した語句
リマーケティング YouTubeの動画広告に過去にアクションしたことのあるユーザーに再アプローチする
地域のマーケティング 特定の地域の人に広告を出す

「コンテンツターゲティング」は”どこに広告を表示するか”を決めるものです。動画やGoogleディスプレイネットワーク上のWEBサイト、アプリなどの掲載場所となります。

また、トピックやキーワードを絞って広告を表示する方法や、スマートフォンやパソコンなどデバイス毎に表示を分けることも可能です。

ターゲティング項目 内容
プレースメント 配信先の動画やチャンネル、サイトを指定する
トピック YouTubeとGoogleが分類したトピックから選択し、外ピックに関連する動画やチャンネル、サイトに広告を配信できる
キーワード 指定したキーワードに関連する動画や、YouTubeチャンネル、サイトに広告を表示できる
デバイス パソコン、スマートフォン、モバイルデバイスなどを使用するユーザーをターゲットに設定する

2つのターゲティング機能を使い、広告に興味を持つと思われるユーザーに絞り込んで広告を配信できます。

目的に合わせた広告配信ができる

YouTube広告では目的によって配信フォーマットを使い分けることができます。「認知」、「比較・検討」、「獲得」と3つのフォーマットが用意されており、それぞれの目的にあった配信が可能。これらを使い分けることで広告効果を向上させていきます。どういった目的で広告配信をするのか、最初に決めておくのがスマートです。

認知 比較・検討 獲得
商品を多くの人に知ってもらいたい 資料請求の数を増やしたい 自社のサイトに訪れたユーザーにアプリインストールをしてもらいたい
自社のブランディグしたい 問い合わせを増やしたい 自社のサイトに訪れたユーザーに商品購入をしてもらいたい

効果検証ができる

YouTubeに投稿した動画の再生回数やチャネル登録数を増やすためにはアクセス解析が重要です。YouTubeには「YouTubeアナリティクス」が用意されており再生回数や視聴回数、どのような人が視聴しているのか(年齢・性別・地域など)、どのような内容が人気なのか等を分析できます。

また、Googleタグマネージャーを使用すればGoogleアナリティクス上でも分析が可能です。チャネルや動画の課題点を見つけ改善していきましょう。

YouTube広告の種類は6つ

YouTubeで配信できる広告は6種類あります。それぞれ効果が異なるので。目的に見合った広告を選択しましょう。

TrueViewインストリーム広告(スキップ可能)

動画の前後や途中に再生される最大15秒の動画広告です。広告再生開始から5秒が経過するとスキップが可能となります。スキップされた場合は課金がされないので費用対効果が高く、多くのユーザーに配信できるので、認知拡大に効果的です。一方で、5秒間でユーザーに興味を持ってもらえるような動画にする工夫が必要になってきます。

TrueViewインストリーム広告(スキップ不可)

こちらも動画の前後や途中に再生される最大15秒の動画広告ですが、15秒以下の動画でスキップができない広告です。スキップできないことにストレスを感じるユーザー多いため、できるだけ興味のあるユーザーに絞って配信するとよいでしょう。商品の比較検討をしているユーザーに効果的です。

TrueViewディスカバリー広告

YouTubeの検索結果、関連動画、Googleディスプレイネットワーク上に表示される広告です。ユーザーがクリックをしない限り課金されません。クリックされないと広告費が発生しないので費用対効果が高いでしょう。また、興味を持ったユーザーしか動画を視聴しないので、長い動画でも視聴される可能性があります。こちらも商品を比較検討しているユーザーに効果的です。

動画アクションキャンペーン広告

「スキップ可能なTrueViewインストリーム広告」と「インフィード動画広告」にCTAボタンや広告見出しを表示させることができる広告です。ユーザー行動を促進するのでコンバージョンへの誘導がしやすいことが特徴。YouTube動画再生ページ以外にもYouTubeのホームフィードやGoogle動画パートナーなどにも配信できます。

バンパー広告

動画の前後や途中に再生される最大6秒以内の動画広告です。6秒経過するとすぐ元の動画に戻るので、ユーザーにストレスを与えににくく最後まで見てもらいやすい広告となっています。商品やサービスを印象付けやすいことが特徴。商品のブランディングなどに効果的です。

マストヘッド広告>

YouTubeトップページの上部で30秒間再生される広告です。YouTube上で特に目に入りやすい位置に広告が掲載されるため、ブランド認知拡大に大きな効果が期待できます。新商品やサービスのプロモーションの際に利用されることが多いです。

YouTubeの動画広告の費用

次に課金形態と費用対効果です。どのような条件でコストが発生するのかなどを把握し、効率のよい広告運用に役立てましょう。

YouTube広告の課金形態

動画広告の課金形態は大きく分けて4タイプあります。それぞれ課金方式や特徴が異なっているため、順に確認していきます。

視聴課金(CPV)

CPVとは(Cost Per View)の略語で、動画が1回視聴されるごとに課金される形式です。ユーザーが広告動画を30秒以上(動画が30秒未満の場合は最後まで)視聴された場合に広告費用が発生します。

例えば、20万円の広告費で動画が1万回再生された場合、「20万円 ÷ 1万回=20円」です。つまり、CPVは20円となります。スキップあり広告の場合、30秒以内にスキップされた場合は費用が発生しません。興味のあるユーザーのみ視聴される可能性が高いため、無駄な費用を抑えることができます。

インプレッション課金(CPM)

CPMとは(Cost Per Mile)の略語で、広告が1,000回表示されるごとに課金される形式です。インプレッション単価とも言われ、1,000回表示されるごとに広告費用が発生します。

例えば、20万円の広告費で100万回表示した場合、「20万円 ÷ 100万回 × 1,000=200円」でCPMは200円となります。他の広告と比べて効率良く広告配信できているか否かを知ることができます。

視認範囲のインプレッション課金(vCPM)

vCPMとは(viewable Cost Per Mille)の略語で、ユーザーに広告が1000回表示されるごとに課金される形式です。vCPMは広告が「実際にユーザーに1000回表示される毎に広告費用が発生」します。前述のCPMは、ブラウザに広告が読み込まれたときにカウントされるため、スクロールしなければ見えない位置に広告が掲載されていても1インプレッションとしてカウントされてしまいます。vCPMはCPMと比べて「ユーザーが広告を認知した回数」を把握しやすい特徴を持っています。

クリック課金(CPC)

CPCとは(Cost Per Click)の略語で広告のリンク先(サムネイル、タイトル含む)を1回クリックされるごとに課金される形式です。クリックするごとに広告費用が発生するポピュラーな課金方法といえるでしょう。広告に興味を持たないユーザーはクリックしないので、無駄な費用を抑えることができます。

YouTube広告は費用対効果が高い

TVCMや新聞雑誌と比べると安価に広告を出稿できるYouTubeは、費用対効果が高いと言われています。1日1円から予算を設定できるほか、インストリーム広告などに見られるように、特定の条件を満たさないと費用が発生しない仕様もあります。広告がスキップされた場合は課金されないので、広告内容に興味があるユーザーに絞って課金していく運用が可能となります。

また、効果がわかりやすく数値化されるのも特徴。成果を分析しやすく、対策を立てやすいこともメリットとして挙げられます。

YouTubeの広告フォーマット

続いて広告フォーマットをご紹介します。動画のアスペクト比は16:9で統一されており、ファイルサイズや動画の長さは広告の種類によって異なります。スキップ可能なインストリーム広告は6秒でスキップされてしまうので、動画広告をより長くみてもらうために最初の3秒が重要となります。目的を明確にして動画を作成しましょう。

アスペクト比 ファイルサイズ 動画の長さ
バンパー広告 16:9 最大6秒
スキップ可能なインストリーム広告 16:9 12秒以上
スキップ不可のインストリーム広告 16:9 6秒以上15秒以内
TrueViewディスカバリー広告 640×360(16:9)または480×360(4:3)(推奨) 最大1GB
アウトストリーム広告 16:9
マストヘッド広告 16:9(1920×1080以上)

YouTube広告の作成方法

広告の種類や課金方法を理解した後は、実際に入稿してみましょう。ここからはYouTobeで広告を作成する方法をご紹介していきます。

広告にしたい動画をYouTubeにアップ

YouTube広告用動画を作成したらYouTubeにアップロードします。チャネルトップの画面右上「動画をアップロード」をクリック。動画をアップロードしたら「公開」または「限定公開」にします。非公開の場合はYouTube広告として配信できないので注意しましょう。

Google広告で動画キャンペーンを作成

Google広告の管理画面から広告を作成します。Google広告の管理画面を開いたら、左メニューの「キャンペーン」を選択し「+(プラス)キャンペーンの作成」ボタンをクリックして「新しいキャンペーン作成」を選択。ここでは「効率的なアプローチ」を使用する動画リーチ キャンペーン(バンパー広告、スキップ可能なインストリーム広告)の広告を作成する手順をご紹介します。

目標・予算・ターゲティングなどを設定

目標とタイプを設定します。キャンペーンタイプは「動画」を選択し、ブランド認知度とリーチにチェックを入れます。キャンペーン目標は後からでも変更可能なので、まずは登録だけの場合は目標を設定せずにキャンペーン設定ができます。


次にキャンペーンのサブタイプと目標をどのように達成するかを設定し「続行」をクリックします。ここでは動画リーチキャンペーンと効果的なアプローチを選択します。

これで基本的な設定は完了しました。次の画面で詳細な情報を設定します。キャンペーンの名前を入力し、入札戦略や予算などキャンペーン詳細を入力します。

※同じユーザーに広告を表示する回数を制限するには、[その他の設定] をクリックし、[フリークエンシー キャップ] セクションの [インプレッションの発生頻度に上限を設定する] をクリックします。
※インプレッションの発生頻度を制限する場合は、上限とする表示回数を入力し、その頻度を日、週、または月の単位で設定します。

広告グループを作成

基本的な設定を終えたら広告グループを作成しましょう。広告グループ名を入力し、リーチ対象とするユーザー属性とオーディエンスセグメントを選択します。次いで広告の表示対象とするキーワード、トピック、プレースメントを選択します。最後に目標インプレッション単価を設定します。

配信する動画を入稿

最後にアップロードした動画を検索するか、YouTube動画のURLを入力して入稿が完了となります。最終URL(ランディングページ)や表示URL、広告を促すフレーズ、タイトルなど必要な情報も忘れずに設定してください。動画 URL を指定すると、動画の長さに応じて動画広告フォーマットが自動的に決定されます。

また、「広告のURLオプション(詳細設定)」 をクリックするとトラッキングテンプレート、最終ページURLサフィックス、カスタムパラメータを最終ページ URL に追加できます。

審査完了で動画配信スタート!

広告名を入力しページ最下部の「キャンペーンを作成」をクリックずれば運用者側の準備は終わりです。動画キャンペーンに広告用動画を入稿すると自動的に審査がおこなわれます。

通常、1営業日以内に審査は完了。審査対象は広告の見出し、説明文、リンク先、動画内容など。Google広告のポリシーに準拠しているか、しっかり確認しておきましょう。

まとめ

動画広告の中でも多くのユーザーが利用するYouTubeは年々増加傾向にあり、広告を効率よく運用できれば大きな成果が見込める媒体です。

動画広告を継続的に運用して効果を得るためには、動画クリエイティブや広告の種類などを分析しながらテストをして改善していく必要があります。時間が必要になるので、すぐ成果を出したいときはプロにお任せするのもいいかもしれません。

この記事のURLをコピーする コピーしました
編集部

タガタメの編集部です。読んで頂いた人がすぐ行動できるメディアを目指し、サービス提供を通じて汎用的で皆さんがすぐ使えるノウハウや情報を発信していきます。

おすすめ記事

タガタメでは一業種一社限定の
WEBコンサルティングを提供。

・広告の費用対効果があわない
・どんな広告が良いのか悪いのか分からない
・サイト改善してコンバージョン率を上げたい
・担当者への要望がなかなか反映されない
上記内容にお困りの方、デジタル領域の課題に対して最適なプランをご提案致します。
お気軽にお問い合わせください。