Google広告『自動化ルール』機能の使い方とは?

編集部
Google広告『自動化ルール』機能の使い方とは

WEB広告は自動化され、あまり人の手をかけずとも比較的成果が出せるようになりました。ただ一方で、運用面ではまだ人の手が必要な部分があります。できれば機械的にできる作業はAIに任せて、クリエイティビティの高い業務に注力したいですよね。

Google広告「自動化ルール」はWEB広告運用を効率化させるとともに、運用の精度を高めてくれる機能です。自動化ルールで運用をおこなえば、キャンペーン単位で設定した費用を超えた場合、自動的にキャンペーンを一時停止してくれます。今回はこの自動化ルールについて解説します。

1.自動化ルールとは

自動化ルールとは

指定した設定と条件に応じて広告ステータス、予算、入札単価などの変更を自動化できます。

例えば広告が検索結果の最初のページに表示されなくなったときに、自動的にキーワードの入札単価を引き上げるルールなどの設定が可能です。モニタリングしていないとできない細かな調整も可能となり時間を有効活用できます。

2.自動化ルールの設定方法

自動化ルールの設定方法

自動化ルールの設定方法をご紹介します。Google広告の管理画面からルールを設定したいキャンペーンや広告グループページまで移動します。画面右側にある「詳細」のアイコンをクリックし「自動化ルールを作成」を選択します。

自動化ルールの設定方法

下図のように、上部のメニューにある「ツールと設定」からルールの作成も可能です。

自動化ルールの設定方法

自動化の一覧ページが表示されますので「青色の+マーク」をクリックすると新規ルールを作成できます。

自動化ルールの設定方法

3.自動化ルールのおすすめ活用法

自動化ルール 活用法

自動化できるルールは何種類もありますが、ここではWEB広告の運用効率を上げるためにおすすめの活用法をご紹介します。

特定の期間や時間に限定して配信する

セールやキャンペーンなどを実施するときなどに便利なルールです。配信と停止2つのルール作成があります。以下の手順で設定できます。アクションは一度に最大5件まで設定可能です。

例:8月1日8:00〜8月15日18:00までセール広告を掲載する

1.8月1日8:00に該当の広告を有効にする設定をします。

※キャプチャ

2.8月15日18時に該当の広告が停止されるよう設定します。

※キャプチャ

クリック単価の自動引き上げ

コンバージョン単価が想定よりも下がった場合にクリック単価引き上げのルールを設定することで、低い>CPAで入札を強化できるため、費用対効果が向上します。以下で設定方法をご紹介します。

例:コンバージョン単価が1,000円未満になったキーワードのクリック単価を10%引き上げる

※キャプチャ

CVに至らないキーワードの自動停止

CVに至らない特定のキーワードを自動で停止することで費用対効果を改善できます。以下で設定方法をご紹介します。

例:特定のキーワードでコンバージョン率が1%未満になった場合キーワードを停止する

※キャプチャ

インプレッションシェアに合わせた入札単価設定

インプレッションシェアとは、ある広告がユーザーに表示される予定だった推定の回数に対して実際に広告が表示された回数が占める割合を表す指標です。

検索結果を最上位や競合よりも上部へ表示させることで商品やサービスの認知向上に適しています。注意点として目指すインプレッションシェアに届かない場合は入札単価が上がり続けるので高騰する可能性があります。そうした場合に備え必要に応じて単価の設定をしましょう。以下でご紹介します。

例:前日の最上部インプレッションシェアが80%を上回った場合に入札単価を10%下げる

※キャプチャ

また一方でインプレッションシェアが低いために配信が抑制され機会損失が発生してしまう恐れもあります。それを防ぐためには、キャンペーン予算を引き上げる必要があります。

例:過去30日のCPAが5,000円未満かつキャンペーン予算によるページ上部インプレッションシェア損失が0%よりも高い場合に、キャンペーン予算を20%上げる

※キャプチャ

4.自動化ルール使用時の注意点

自動化ルール 注意点

自動化ルールはできるだけシンプルな設定にしましょう。自動化ルールは多様な条件を設定したり、1つの項目に複数のルールを適用する設定ができます。業務効率化が期待できますが、複雑なルールにしてしまうと、想定外の運用となりトラブルを招く可能性も。

また、設定したルールは必ずテストをおこないましょう。設定した条件が間違っていてまったく適用されなかったケースも考えられます。Google広告の自動ルールではまれにルールが実行されてもエラーが発生することがあります。広告データのチェックや効果検証は定期的におこないましょう。

参考元:自動化ルールに関する問題の解決

5.自動化ツールで業務効率化を

自動化ツール 業務効率化

今回はGoogle広告の自動化ルール機能の使い方をご紹介しました。自動化ルールは業務効率化を図ることができるので、運用作業を手動でおこなっていた場合はすぐに導入するとよいでしょう。

管理画面に貼り付いていなくてもよいのでより頭を使う作業に時間を回すことができ結果、広告の成果も上がるはずです。ぜひ活用してみてください。

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