LINE広告のバナーサイズ・画像一覧を解説

編集部
LINE広告のバナーサイズ・画像一覧を解説

LINE広告は、LINEアプリのトークリストやLINE NEWSなど、さまざまな場所に広告を出すことができ、多くのユーザーに商品やサービスをアピールするチャンスが広がります。

ただし、フォーマットによってクリエイティブの形や大きさに制限があるため、それぞれの特徴をよく理解しておくことが重要です。

今回の記事では、LINE広告で利用できる画像やバナーの種類・サイズについて解説します。LINE広告の画像について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.LINE広告で利用できる画像・バナー一覧

LINE広告  画像 バナー 一覧

LINE広告では、どのような画像やバナーが使えるのでしょうか。

ここでは、静止画と動画に分けて紹介します。

静止画

LINE広告で利用できる静止画のサイズは次のとおりです。

掲載面 画像
Card
(1200×628px)
Square(1080×1080px) カルーセル(1080×1080px) 画像(小) 画像(アニメーション)
トークリスト ×
LINE NEWS ×
LINE VOOM × ×
ウォレット × × ×
LINEポイントクラブ × ×
LINEショッピング × × ×
LINEチラシ × × ×
LINEマイカード × × × ×
ホーム ×
LINE Monary × × ×
LINE レシート ×
LINEオープンチャット × × ×
LINEファミリーアプリ × × ×
LINE広告ネットワーク × × ×

また、画像の入稿規定は下記になります。

  • フォーマット:PNGまたはJPEG
  • ファイルサイズ:10MB以下

参考元:LINE広告のクリエイティブサイズ 入稿規程と制作ポイントを解説|LINEヤフー for business

動画

LINE広告で利用できる動画のサイズは次のとおりです。

掲載面

Card16:9 Square1:1 Vertical9:16
トークリスト × × ×
LINE NEWS
LINE VOOM
ウォレット ×
LINEポイントクラブ ×
LINEショッピング ×
LINEチラシ ×
LINEマイカード × ×
ホーム ×
LINE Monary ×
LINE レシート ×
LINEオープンチャット × ×
LINEファミリーアプリ
LINE広告ネットワーク

動画は、16:9、1:1、9:16の比率で利用が可能です。

また、動画広告の入稿規定は下記になります。

  • 動画:H.264、メイン/ハイプロファイル推奨、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン
  • 音声:AAC、128kbps以上推奨、モノラルまたはステレオ
  • フレームレート:最大30fps
  • フォーマット:mp4
  • 解像度:最大1080p
  • ビットレート:最大8Mbps
  • 時間:最大120秒(最低5秒以上)
  • ファイルサイズ:最大100MB

参考元:LINE広告のクリエイティブサイズ 入稿規程と制作ポイントを解説|LINEヤフー for business

2.LINE広告の各フォーマットとサイズ

LINE広告 各フォーマット サイズ

LINE広告ではフォーマット別に広告を掲載できますが、それぞれ特徴があるため、確認しておく必要があります。

LINE広告のフォーマットは、主に次の6つです。

  • Card
  • Square
  • Vertical
  • カルーセル
  • Small Image
  • 画像(アニメーション)

これらについて、サイズも含めて解説します。

Card

「Card」は長方形フォーマットで、サイズは、静止画の場合はW1200×H628px、動画の場合は画面比率16:9です。静止画ではLINEのすべての配信面に、動画ではLINEオープンチャット以外の配信面に対応可能です。

掲載面 静止画 動画
Card(1200×628px) Card(16:9)
トークリスト ×
LINE NEWS
LINE VOOM
ウォレット
LINEポイントクラブ
LINEショッピング
LINEチラシ
LINEマイカード
ホーム
LINE Monary
LINEオープンチャット ×
LINEファミリーアプリ
LINE広告ネットワーク

Cardのサイズは、次に説明するSquareと同様、主要なサイズの一つとして位置づけられています。ほぼすべての配信面で使えるのはもちろん、特に静止画のサイズW1200×H628pxは汎用性が高く、Facebook広告のFacebookフィードやGoogle、ヤフーのレスポンシブディスプレイ広告などでも使用可能です。そのため、まずはこのサイズを押さえておくとよいでしょう。

また、必要なアセットは次のとおりです。

  • タイトル:20字以内(半角全角問わず)
  • ディスクリプション:75字以内(半角全角問わず)

参考元:LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ|LINEヤフー for business

Square

「Square」は、その名のとおり正方形のフォーマットで、静止画でW1080×H1080pxのサイズ、動画の画面比率は1:1(600×600px?1280×1280px)です。Card同様、ほぼすべての配信面に利用できます。

掲載面 静止画 動画
Card(1080×1080px) Card(1:1)
トークリスト ×
LINE NEWS
LINE VOOM
ウォレット
LINEポイントクラブ
LINEショッピング
LINEチラシ
LINEマイカード × ×
ホーム
LINE Monary
LINEオープンチャット ×
LINEファミリーアプリ
LINE広告ネットワーク

Squareの静止画サイズ1080×1080pxは、Facebook広告のほぼすべてのフォーマットやInstagram広告のフィード広告にも利用できるため、用意しておくと便利です。

一方、Googleやヤフーのレスポンシブディスプレイ広告の正方形フォーマットは300×300pxまたは1200×1200pxとなっており、そのまま流用はできません。サイズを変更して使う必要があります。

また、必要なアセットは次のとおりです。

  • タイトル:20字以内(半角全角問わず)
  • ディスクリプション:75字以内(半角全角問わず)

参考元:LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ|LINEヤフー for business

Vertical

「Vertical」は動画専用フォーマットで、画面比率9:16(135×240px?1080×1920px)です。配信面は、LINE VOOM(旧タイムライン)のみと限定されています。

掲載面 動画
Vertical(9:16)
トークリスト ×
LINE NEWS
LINE VOOM
ウォレット ×
LINEポイントクラブ ×
LINEショッピング ×
LINEチラシ ×
LINEマイカード ×
ホーム ×
LINE Monary ×
LINEオープンチャット ×
LINEファミリーアプリ
LINE広告ネットワーク

ただし、LINE VOOMは、広告効果の高い配信面のため、商品・サービスが動画とマッチするようなら、積極的に利用するのがおすすめです。

必要なアセットは次のとおりです。

  • タイトル:20字以内(半角全角問わず)
  • ディスクリプション:75字以内(半角全角問わず)

参考元:LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ|LINEヤフー for business

カルーセル

「カルーセル」は、スライド式で最大10枚の正方形画像を掲載できるフォーマットで、1080×1080pxの静止画のみが使えます。

掲載面 静止画
1080×1080px
トークリスト ×
LINE NEWS
LINE VOOM
ウォレット ×
LINEポイントクラブ
LINEショッピング ×
LINEチラシ ×
LINEマイカード ×
ホーム
LINE Monary ×
LINEオープンチャット ×
LINEファミリーアプリ ×
LINE広告ネットワーク ×

カルーセルは、CardやSquareより配信面が少ないですが、複数の商品の紹介や、ストーリー仕立てでの紹介に最適です。商品・サービスをバリエーションで紹介したり、ストーリーのシーンを分割したりなど、さまざまな活用ができます。クリエイティブを制作する際は、最初に目にする1,2枚目に注力し、続きが見たくなるような工夫をするのがポイントです。

また、「LINE Dynamic Ads」への配信もできるため、アパレル関係の商材などにもおすすめします。長方形や動画は入稿できませんが、Squareで利用している静止画をカルーセルに流用が可能です。

必要なアセットは次のとおりです。

  • タイトル:20字以内(半角全角問わず)
  • ディスクリプション:40字以内(半角全角問わず)

参考元:LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ|LINEヤフー for business

Small Image

「Small Image」(画像(小))とは、トークリストの一番上に表示される配信枠を指します。ここでは、静止画のみが使用でき、サイズは600×400pxとなります。

掲載面 静止画
画像(小)
トークリスト
LINE NEWS
LINE VOOM ×
ウォレット ×
LINEポイントクラブ ×
LINEショッピング ×
LINEチラシ ×
LINEマイカード ×
ホーム
LINE Monary ×
LINEオープンチャット
LINEファミリーアプリ
LINE広告ネットワーク

このサイズは他媒体で利用することが少なく、Small Image専用として作成する必要があります。ただし、トークリストの最上段はユーザーの目に付きやすい配信面のため、用意しておくことをおすすめします。

Small Imageの画像以外の構成は、下記のとおりです。

  • タイトル:20文字以内(半角全角問わず)
  • 長いタイトル(1行目):35字以内(半角全角問わず)
  • 長いタイトル(2行目):35字以内(半角全角問わず)
  • 企業名:LINE公式アカウントの名称
  • アクションボタン:任意で設定

Small Imageでは、広告が表示される場所に応じて、「タイトル」または「長いタイトル」のどちらかが表示される仕様となっています。

参考元:LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ|LINEヤフー for business

画像(アニメーション)

「画像(アニメーション)」とは、トークリストに対応した動きを表現できるフォーマットです。ここでは、静止画のみが使用でき、サイズは600×400pxとなります。

掲載面 静止画
画像(小)
トークリスト
LINE NEWS ×
LINE VOOM ×
ウォレット ×
LINEポイントクラブ ×
LINEショッピング ×
LINEチラシ ×
LINEマイカード ×
ホーム ×
LINE Monary ×
LINEオープンチャット ×
LINEファミリーアプリ ×
LINE広告ネットワーク ×

このサイズはファイル形式が「PNG (APNG)」となっておりLINE Creative Lab作成することができます。画像(小)を配信している場合は、一部を動かしたりするなどして低コストで作成も可能です。

必要なアセットは、下記のとおりです。

  • タイトル:20文字以内(半角全角問わず)
  • 長いタイトル(1行目):17字以内(半角全角問わず)
  • 長いタイトル(2行目):17字以内(半角全角問わず)

画像(アニメーション)では、広告が表示される場所に応じて、「タイトル」または「長いタイトル」のどちらかが表示される仕様となっています。

参考元:LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ|LINEヤフー for business

3.LINE広告の画像入稿時のポイント

LINE広告 画像入稿 ポイント

LINE広告で画像を入稿するときのポイントは次のとおりです。

  • 静止画と動画をうまく使い分ける
  • メリットや共感を得られる工夫をする
  • ユーザビリティーの低い画像は使わない
  • ユーザーが不快と感じる画像は使わない

それぞれ解説します。

静止画と動画をうまく使い分ける

LINE広告で画像を入稿する際は、静止画と動画をうまく使い分けるのがポイントです。静止画は伝えたいメッセージをシンプルでダイレクトに表現できる一方、動画はより詳細な情報の提供やストーリーテリングに適しています。

それぞれのメリット・デメリットは、下記のとおりです。

メリット デメリット
静止画 ・リーズナブルに制作できる

・アピールポイントを絞り込める

・他の広告媒体にも流用しやすい

・伝えられる情報が少ない
動画 ・より多くの情報を伝えられる

・ユーザーの興味を引きやすい

・制作に手間や時間がかかる

それぞれの特徴を理解し、状況に応じて選ぶとよいでしょう。また、広告の目的とターゲットユーザーについて把握しておくことも重要です。

メリットや共感を得られる工夫をする

広告効果を高めるには、ユーザーにとっての明確なメリットの提示と、共感を得られるコンテンツの提供が欠かせません。

例えば、商品・サービスがどのようにユーザーの問題を解決するか、生活を豊かにするか、テキストと画像でわかりやすく表現して、しっかりアピールするとよいでしょう。さらに、実際のユーザーレビューや成功事例を取り入れることで、信頼性と説得力が高まります。

ユーザビリティーの低い画像は使わない

画像はユーザーにとって見やすく使いやすいことが重要です。読み込みに時間がかかる、解像度が低く不鮮明、過度に複雑で内容が理解しにくいなどの場合、ユーザーの興味を失わせ、広告のパフォーマンスを低下させる可能性があります。

特に、下記のように、実際には操作ができないにも関わらず、できるように見えるデザインや、フリー画像の商標文字(透かし)が入ったままで見づらい画像は、ユーザビリティーが低いため、注意する必要があります。

ユーザーが不快と感じる画像は使わない

ユーザーが不快と感じる画像の使用は、ブランドイメージに悪影響を及ぼすだけでなく、広告効果を著しく損なうことにもなります。

特に、グロテスクで過度に挑発的な画像や、差別的または偏見に満ちた表現などは不適切なコンテンツとみなされ、審査に落ちる恐れがあるため、注意が必要です。商品・サービスを表現するときは、このような画像は使わないようにしましょう。

まとめ

LINE広告 画像 バナー サイズ 一覧

LINE広告で画像を利用する場合、配信面に応じたフォーマットが必要です。また、静止画と動画でも異なるため、あらかじめ把握しておくことが重要です。

配信面で掲載できるフォーマットには、Card、Square、Vertical、カルーセル、Small Imageの5つがあり、それぞれ利用できる大きさが異なります。他の広告媒体にも流用したい場合は、汎用性が高いCardまたはSquareのサイズにしておくと便利です。広告効果を高めるためにも、商品・サービスの内容と配信したい面を検討し、掲載するフォーマットに整えたクリエイティブを作成しましょう。

作成する際は、静止画と動画をうまく使い分けたり、メリットや共感を得られる工夫をしたりするのはもちろん、ユーザビリティーが低くユーザーが不快に感じるような画像は使用しないようにするのがポイントです。

ぜひ、今回の記事を参考にして、LINE広告に出稿する画像を作成してみてはいかがでしょうか。

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    編集部

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