この記事で2022年1月現在の各種SNSのユーザー数やユーザー属性の情報をまとめました。
生活に欠かせないツールとなったソーシャルネットワーキングサービス(SNS)。日常の友人や知人への連絡から、ビジネスシーンでの利用、さらには行政手続きまで行える機能を備えたSNSもあり、上下水道やガス、電気といった生活インフラの一つと言っても差し支えないほど日常生活に浸透しています。
今回SNSの利用状況をまとめましたので、ご覧いただいた上で、マーケティングを検討している企業さまの参考になれば幸いです。
主要なSNS
では、日本で使われている主要なSNSについて見ていきましょう。ユーザー数が多いSNSは次の7つです。
- ライン(LINE)
- ツイッター(Twitter)
- インスタグラム(Instagram)
- フェイスブック(Facebook)
- ティクトック(TikTok)
- ピンタレスト(Pinterest)
- リンクトイン(LinkedIn)
世界では、中国系のSNSにWeChat(ウィーチャット / 微信)やWeibo(ウェイボー / 微博)があり、東南アジアではWhatsAppというメッセージアプリが広く普及していますが、日本ではそれほど普及はしていません。
主要SNSの利用者
主要SNSの利用者数を表にまとめました。全てのSNSが利用者数を定期的に公表しているわけではありません。そのため、確認が取れた最新の時期を右端に記載しています。
SNS名 | ユーザー数 | 時期 | |
1 | LINE | 8,900万人 | 2021年6月 ※出典元 |
2 | 4,500万人 | 2018年10月 ※出典元 | |
3 | 3,300万人 | 2019年3月 ※出典元 | |
4 | 2,600万人 | 2019年3月 ※出典元 | |
5 | TikTok | 950万人 | 2018年12月 ※出典元 |
6 | 200万人 | 2021年5月 ※出典元 |
国の調査でも裏付け
総務省が毎年発表している通信利用動向調査。2021年8月に発表した「令和2年通信利用動向調査の結果」では、SNSを利用経験がある個人の割合は、全ての年代で前年よりも伸びており、中でも19歳以下と60歳以上で特に伸びが顕著でした。
また、総務省の情報通信政策研究所が行った「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」では、それぞれ具体的なSNSの利用状況を調べています。
それによりますと、LINEの利用率は10代〜60代までの全年代で86.9%と最も高く、他のSNSと比べても利用者の多さが突出しています。
年代別で見てみますと、10代〜30代においては、9割以上がLINEを利用していると回答しており人気SNSであることが裏付けられています。
引用元:令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要
LINE以外のユーザー同士の交流などを目的とする純粋なSNS系サービスでは「Twitter」が38.7%、「Instagram」が37.8%、「Facebook」が32.7%と続いています。
それぞれのSNSの利用者属性の詳細は後述しますが、「Twitter」の年ごとの利用率は、10代と20代の利用率が高くなっている以外に、30代と50代の利用率も伸びています。
また「Instagram」の利用率は、前回平成30年度調査結果から、全ての年代と40代を除く各年代で増加し、対照的に「Facebook」の利用率は、前回平成30年度調査結果と比べて全年代及び多くの年代で減少しています。
引用元:令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要
個別のSNSの特徴
ここからは個別のSNSの利用者属性と媒体の特徴を見ていきます。
1.LINE
・利用者数
8,800万人
・利用者属性
男女比はやや女性が多く、利用年代は10代も60歳以上も含めて幅広い年代で利用されており、職業別では会社員や主婦(夫)の利用が多い
・媒体の特徴
日本で最大級のユーザーを抱える通信アプリ。老若男女問わず多くの人が利用しているため、企業が広告出稿を考えるに当たっては、その圧倒的なリーチ数が魅力。
ビジネス向けのアカウンツ「ライン公式アカウント」を作成することで、友達登録済みのユーザーにダイレクトに広告を配信して、商品やサービスを訴求できるのが大きな強みとなっています。
現在では、行政サービスの手続きにもLINEを取り入れる自治体が現れ、社会的な通信インフラの一つとしての信頼性が醸成されています。
ただし、ラインが扱う利用者の個人情報データの保管をめぐって不手際があり、個人情報の保管方法について、世間から厳しい目が向けられていることも事実です。
2.Twitter
・利用者数
4,500万人(2018年10月)
・利用者属性
前述した総務省の情報通信政策研究所のレポートによれば、10代と20代の7割近くが利用し、他の年代よりも高くなっています。次いで30代、その次に40代での利用者割合が高くなっています。
・媒体の特徴
ツイッターの最大の特徴は、リアルタイム性とその拡散力です。あるユーザーのつぶやきを「リツイート」することで、次々にツイートが拡散します。
自分と繋がっている「友達」向けに情報を発信する「Facebook」などと比べて、不特定多数のユーザーに情報を拡散させる力が強い媒体と言えます。そのため、事件や自然災害発生時には、多くの情報がツイッター上で流れます。
ただし、その拡散力が強いがゆえに、炎上の危険性が他のSNSよりも高い媒体と言うこともできます。
ツイートの文字数は140文字以内ですが、リンクを貼ったり写真を貼ったりすることができるため、効果的な訴求と拡散を期待できます。
3.Instagram
・利用者数
3,300万人(2019年3月現在)
・利用者属性
女性のユーザーが多いことが特徴です。下図に記したように、インスタグラムの利用者は、全年代を通した男性の利用率が約41%なのに対して、女性の利用率は約62%にもなります。
15歳〜19歳の65%、20代の57%が利用しています。若年層のユーザーが多いのは、Twitterと共通するポイントです。
・媒体の特徴
写真や動画を投稿することにフォーカスしたSNSで、その分、ユーザーは画像や動画のビジュアルへの意識が高いという特徴があります。
#(ハッシュタグ)で検索することで、同じ#(ハッシュタグ)が付けられた投稿を一覧で見ることができるため、同じ興味や関心を持つユーザーに効果的に訴求できます。
4.Facebook
・利用者数
2,600万人(2019年3月)
・利用者属性
ここ数年、日本において「若者のFacebook離れ」と言われる現象が起きたように、調査でも10代後半と20代の利用者が他の年代と比べて低い傾向が見られます。総務省の調査によれば、40代と50代と60代では、ツイッターやインスタグラムよりも利用率が高くなっています。
・媒体の特徴
世界全体で月間アクティブユーザーが27.4億人の巨大SNSですが、日本ではユーザー数がそれほど多くない印象です。
実名登録であることに加えて、性別、年齢、居住地、趣味などユーザーが記入した細かい情報を元にしたターゲティング広告が効果的です。
【2021年12月更新】Meta広告(Facebook広告)の特徴と画像サイズ一覧
5.TikTok
・利用者数
950万人(2018年12月)
・利用者属性
10代が他の世代と比べて圧倒的に多いのが特徴です。さらにTikTokの利用スタイルは、そのほとんどがパソコンではなく、スマートフォンからログインしています。
6.LinkedIn
・利用者数
200万人(2021年5月)
・利用者属性
ビジネスに特化したSNSという特徴があり、10代の利用者は少なく、やはり社会経験がある20代後半から50代前半の層が多く利用しています。
・媒体の特徴
ビジネスに特化したソーシャルメディアなので、人脈形成や人材発掘といった目的で利用するユーザーが多いです。世界全体では、登録ユーザー数が6億7,500万人、月間アクティブユーザー数が3億3,000万人となっているものの、それと比較すると国内での浸透度はこれからといった状態です。
まとめ
いかがでしょうか。ここで紹介したSNSは一部に過ぎません。インスタグラムは登場から僅か数年で、多くのユーザーを抱える有数のSNSに成長したように、今後も新しいサービスが登場することが予想できます。
それぞれのSNSには広告枠がありますので、ご自身の会社の商品やサービスの特性に合わせて最適な媒体を選択するようにいたしましょう。ぜひ。タガタメにお問い合わせをお願いいたします。
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