【2021年12月更新】Facebook広告の特徴と画像サイズ一覧

編集部

この記事では、Facebookの広告の特徴、広告を出稿するために準備する画像一覧、その他Facebookの基本情報やデザインの仕様などをわかりやすく解説いたします。

昨今のSNSは、電気や水道のように生活に欠かせないインフラと言っても差し支えがないほど生活に浸透しています。日本では、LINE、Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeが5大SNSとも呼ばれ、企業や個人がマーケティングを行う上で欠かせないツールになっています。

ぜひFacebookで宣伝活動を行う際の参考にしてもらえれば幸いです。

Facebook広告に運用方法や特徴を簡単解説

Facebookの基本情報

アメリカに拠点を置く4大IT企業群GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)の一角を占め、世界中でもっとも多くのユーザーを抱えるSNS「Facebook」を運営しています。

最大の特徴は実名登録制の採用です。ユーザーの多くが実際に実名で登録するのに加えて、生年月日や属性、興味関心事なども登録するので、ターゲットとなるユーザーを効率的に抽出することができます。
企業情報ページを作成することで、自社のウェブサイトのように情報を発信できます。日本ではビジネス利用が多い印象です。
グループ企業のInstagramと紐付けてのマーケティングができるのも大きな特徴ですが、Instagramに関しては、別の記事で説明いたします。

月間アクティブユーザーは28億人

Facebookは節目節目で企業情報を公開しており、それによりますと、月間アクティブユーザー数は、28億5000万人(2021年3月時点)で、デイリーアクティブユーザー数は18億8,000万人(2021年3月時点)です。
国別のユーザー数は公表していませんが、2019年8月に退任したフェイスブックジャパンの社長が、当時のインタビューで月間アクティブユーザー数が2600万人と明らかにしています。

Facebook広告の特徴

基本情報の項目でも触れたように、Facebookは実名登録制に加えて、年代や居住地、興味関心事項を入力するユーザーが多いので、精度の高いターゲティングができるのが特徴です。

マーケティングを行う側(企業や個人)は、性別、年代、趣味・嗜好などを詳細に設定できるため、広告に無駄が少なく、広告を届けたいターゲットに的確にアプローチできる可能性が広がります。
Facebookには、ページ内のさまざまな場所に広告の掲出スペースが設定され、広告種類も画像広告や動画広告など豊富に用意されているので上手に活用できれば、広告の費用対効果をより高めることができます。
Facebookではこれから説明する「掲出場所(1〜5)」と「どんな種別の広告にするか(A〜D)」を組み合わせて、ターゲットに対して最適な広告戦略を構築します、
例えば「フィード(1)」に「動画広告(B)」を掲出するパターンもあれば、「フィード(1)」に「カルーセル広告(C)」を掲出するパターンもあります。

 広告の掲出場所

主な広告掲出場所として次の5つがあります。詳しく見ていきましょう。

1.フィード

Facebookにログインすると、まず目に入る画面です。友達や参加しているグループの投稿や、広告主からの最新情報表示されます。内容は常に更新されます。

2.右側広告

スマートフォンでログインした場合には表示されず、パソコンでログインした場合にのみ画面右側上部に表示されます。

3.インスタント記事

こちらは掲出場所ではなく、スマートフォン向けに最適化された広告フォーマットです。広告の表示のされ方は他と変わりませんが、読み込み速度が早いため、広告表示が遅いことによるユーザーのストレスが低減してくれます。

4.インストリーム動画

知名度の高いパブリッシャーやクリエイターなどの動画を視聴しているユーザーに、動画または画像広告を配信します。スマートフォンなどで動画コンテンツを60秒間視聴した後に表示されます。

5.ストーリーズ

縦型のフルスクリーン広告で、ユーザーが投稿したストーリーズの合間にユーザーに表示されます。
広告の掲出場所には「検索結果」や「マーケットプレイス」などもありますが、1〜4をメインにする企業や個人が多いので、この記事では説明を割愛いたします。

広告の種類

Facebookに掲出する広告の種類として次の4つがあります。こちらも順番に見ていきましょう。

A.画像広告

もっともベーシックな広告種別と言えるでしょう。印象的な写真を掲出して、Facebookにログインしたユーザーの目に留まるようにして、さらに説明テキストを添えることでより詳しい内容をひと目で理解してもらうことが大切です。
掲出する写真が印象的であればあるほど、タップして遷移先ページに飛ぶなどのアクションを期待できます。

デザイン時の推奨事項

  • 画像データタイプ:JPGもしくはPNG
  • アスペクト比:1.91:1もしくは1:1
  • 解像度:1,080×1,080ピクセル以上(解像度の上限はなし)

テキストの推奨事項

  • メインテキスト:125文字以内
  • 見出し:40文字以内
  • 説明:30文字以内

※全て半角計算
※Facebookは画像内のテキストを20%未満に抑えると、パフォーマンスが高くなると分析。そのため、できるだけ明確で簡潔なテキストにすることを推奨しています。

参考元:Facebook画像広告ガイド

B.動画広告

映像や音声を用いて画像より多くの情報量をFacebookユーザーに与えられます。1秒から数時間にも及ぶ動画を掲出することが可能ですが、ユーザーの関心を効率的に捉えるために、Facebookは「動画の長さを15秒以内に抑えること」を推奨しています。

デザイン時の推奨事項

  • データタイプ:MP4、MOVまたはGIF
  • アスペクト比:4:5または16:9
  • 動画設定:H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮
  • 解像度:1,080×1,080ピクセル以上
  • 動画のキャプション:付けることを推奨
  • 動画音声:付けることを推奨

テキストの推奨事項

  • メインテキスト:125文字以内
  • 見出し:40文字以内
  • 説明:30文字以内

※全て半角計算
※画像広告と同様に明確で簡潔なテキストを推奨

技術要件

  • 動画の長さ:1秒から241分まで
  • 最大ファイルサイズ:4GB
  • 最小幅:120ピクセル
  • 最小高さ:120ピクセル

参考元:Facebook動画広告ガイド

C.カルーセル広告

1つの広告で最大10枚までの画像や動画を表示して、それぞれに見出しや説明、リンクを付けられます。カルーセル広告を見たユーザーは、横にスライドすることで紹介されている複数の製品を認知します。複数の画像や動画で1つのブランドストーリーを組み立てることもできます。

デザイン時の推奨事項

  • 画像のデータタイプ:JPGまたはPNG
  • 動画のデータタイプ:MP4、MOVまたはGIF
  • アスペクト比:1:1
  • 解像度:1,080×1,080ピクセル以上

テキストの推奨事項

  • メインテキスト:125文字以内
  • 見出し:40文字以内
  • 説明:20文字以内(半角20文字を超えた場合、途中で切れる可能性があります。)
  • リンク先ページのURL:必要

    ※全て半角計算
    ※画像広告と同様に明確で簡潔なテキストを推奨

    技術要件

    • カルーセル画像の枚数:2~10枚
    • 画像の最大ファイルサイズ:30MB
    • 動画の最大ファイルサイズ:4GB
    • 動画の長さ:1秒~240分
    • アスペクト比の比率許容誤差:3%

    参考元:Facebookカルーセル広告ガイド

    D.コレクション広告

    カバー画像またはカバー動画と、その下に複数の商品を表示することができます。ユーザーが広告をタップすると、フルスクリーンのインスタントエクスペリエンス(※)が表示され、ビジュアル中心の没入感の高いコンテンツで利用者を引き付けることができます。ユーザーに、スマートフォンから自社の商品やサービスを認知した後、閲覧から購入までしてもらうことができます。
    ※モバイルデバイスを使う利用者が広告に反応した後にフルスクリーンで表示される広告フォーマットのこと

    デザインの推奨事項

    • 画像のデータタイプ:JPGまたはPNG
    • 動画のデータタイプ: MP4、MOVまたはGIF
    • アスペクト比:1:1
    • 解像度:1,080×1,080ピクセル以上

    テキストの推奨事項

    • メインテキスト:125文字以内
    • 見出し:40文字以内
    • ランディングページのURL:必要

    ※全て半角計算
    ※画像広告と同様に明確で簡潔なテキストを推奨

    技術要件

    • インスタントエクスペリエンス:必要
    • 画像の最大ファイルサイズ:30MB
    • 動画の最大ファイルサイズ:4GB

    参考元:Facebookコレクション広告ガイド

    広告のアスペクト比とサイズ

    それぞれの掲出場所に応じた、アスペクト比と推奨サイズを一覧として表にまとめました。(※カルーセル広告は掲出場所ではありませんが、表に組み込みました)

    掲出場所 画像 動画
    アスペクト比
    サイズ
    アスペクト比
    サイズ
    フィード 1:1
    1080×1080
    4:5
    1080×1350
    右側広告 1.91:1
    1200×628
    1.91:1
    1200×628
    インスタント記事 1.91:1
    1200×628
    1.91:1
    1200×628
    インストリーム動画 16:9
    1920×1080
    16:9
    1920×1080
    ストーリーズ 9:16
    1080×1920
    9:16
    1080×1920
    ※カルーセル広告 1:1
    1080×1,080
    1:1
    1080×1080

    参考元:Facebook広告の各配置でサポートされるアスペクト比

    まとめ

    世界でもっとも多くのユーザーを抱えるSNSであるFacebook。掲出場所に応じた最適な広告を掲出すれば、高い広告効果を望むことができます。
    こちらの記事を参考していただき、Facebook広告にご興味ご関心をお持ちの方は、お問い合せからお問い合わせいただけますと幸いです。

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    編集部

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