X(Twitter)広告のフォロワーターゲティングについて、設定や確認方法、効果的な配信ポイントなどをご紹介します。
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目次
フォロワーターゲティングとは
X(Twitter)のフォロワータゲティングとは「特定のユーザーをフォローしている」あるいは「そのフォロワーと似ている」ユーザーに向けて広告を配信できるメニューです。つまり、広告を届けたいオーディエンスがフォローしているユーザーを設定してターゲティングしていく手法といえます。
フォロワーターゲティングは、複数のユーザーを設定してその類似ユーザーに広告が配信される仕組み。Goole広告などにはこのようなターゲティング機能がなく、X(Twitter)独自のターゲティング方法です。ターゲットリストを持っていなくても、自社のアカウントに興味を持ってくれそうなユーザーにリーチできるので、積極的に活用していきたい機能です。
ターゲティングに最適なユーザーの探し方
フォロワーターゲティングを実施するには、広告を配信したいオーディエンスがフォローしているユーザーを選定していきます。しかし、どのユーザーでもいいわけではありません。設定するユーザーの質によって、配信されるオーディエンスも変わってきます。
では、どのようにして設定するユーザーを探せばよいのでしょうか。その方法を解説していきます。
X(Twitter)で検索する
まず「X(Twitter)で検索する」というのがオーソドックスなユーザーの探し方です。例えば、自社アカウントでビジネス系の情報を発信しているとします。ビジネスに興味があるフォロワーを獲得したいとなると、同じジャンルで発信しているユーザーを見つけ出すのが先決です。この場合、「ビジネス」などのキーワードでX(Twitter)検索をおこないましょう。検索結果は「話題」「最新」「ユーザー」「画像」「動画」の項目に分かれて表示されますが、このなかでも「ユーザー」の結果欄を見るとビジネス系の発信をしている人が見つかりやすいです。
ただし、ビジネス系の発信をしていれば誰でもよいわけではありません。たくさんあるユーザーの中から、自社のペルソナに近い人物に向けて発信しているユーザーを選定すると高い効果が望めます。そのためにも、まずは自社のペルソナを明確に定めておく必要があります。ここが定まっていない場合は、まずはペルソナの設定を優先すべきです。
ランキングサイトから該当するサービスを利用する
「ランキングサイトを利用してユーザーを探す」という方法もあります。こちらは人気のユーザーを見つけやすいのでおすすめの方法です。
「〇〇(自社のジャンル)ランキング X(Twitter)」で検索すると、人気ユーザーがランキング形式で紹介されているページが表示されます。検索結果の中から、自社のユーザーのペルソナに近い人に向けて発信しているユーザーを見つけましょう。
フォロワーターゲティングの設定と確認方法
最適なユーザーが見つかったら、次はフォロワーターゲティングの設定をおこなっていきます。具体的にどのように設定すればいいのか、以下で解説していきます。
設定方法
フォロワーターゲティングの設定は、広告グループからおこないます。広告グループのターゲティング機能の欄にある「フォロワーが似ているユーザー」を選択し、検索窓に対象のユーザーを入力して設定しましょう。ユーザーを探す際に、ユーザー名を一緒にメモしておくと、ここでの作業が楽になります。
一括アップロード機能を活用すると便利
ユーザーは複数設定したほうが、見込んでいるオーディエンスに届きやすくなります。一括アップロードを活用すると、ユーザー名をカンマか改行で区切れば個別に検索しなくても一括アップロードできます。10、20といった多数のユーザーを設定する場合は一括アップロードを活用するのが便利です。
デモグラフィックデータで絞り込む
デモグラフィックデータで絞り込むと、より届けたいユーザーに狙って広告を配信できます。X(Twitter)のフォロワー獲得広告では、性別と年齢、言語、場所を選択することができ、場所は現在地を中心として半径何キロメートルという設定もおこなうことが可能です。デモグラフィックデータも活用して絞り込むことで、より自社のペルソナに近い人物にリーチでき、ファンになってくれるフォロワー獲得につながりやすいです。
確認方法
設定したユーザーごとにどのような結果になっているかを確認するには、「オーディエンス」の項目内にある「ユーザー名」を選択することで確認できます。
また、インプレッションやフォロー率、フォロー獲得あたりのコストなどのデータが表示されるので、その結果をもとにして「どのユーザーを外すか」、「どのようなユーザーを追加するか」などを検討して、より最適なターゲットにリーチできるように設定を変更していきましょう。
フォロワーターゲティングを配信する際のポイント
次にフォロワーターゲティングを利用して広告を配信する際のポイントを解説していきます。
ユーザーごとにコンバージョン数を比較する
設定したユーザーごとにどの程度フォロワーを獲得できているのかを比較しましょう。複数のユーザーを設定することで、パフォーマンスの優劣がわかれてきます。フォロワーが獲得できているユーザーに予算を割り振り、悪いものは外していくようにするとより効果的に広告を運用できます。
キャンペーンごとに30件ほどターゲティングする
設定するユーザーは30件を目安にしましょう。設定するユーザーが多すぎると1つのユーザー毎に十分なデータが蓄積されず予算を膨大に割いてしまうことになります。一方、設定するユーザーが少なすぎるとパフォーマンスの優劣がはっきりしない場合があります。また、すべて悪いパフォーマンスのユーザーを選んでしまっている可能性も否定できません。
設定するユーザーが30件ほどであれば、それぞれのユーザーで十分にデータを蓄積することができ、ユーザー毎にパフォーマンスの優劣も出てきて比較しやすくなります。
広告キャンペーンごとにセグメント化する
広告キャンペーンごとにセグメント化するのも、効果的に広告を配信するために有効な手段です。オーディエンスの特性や広告内容を変更することができるので、内容ごとにターゲットにするユーザーを変えてどのような効果が見られるかを検討することができ、フォロワー獲得に近づく広告配信を見出すことができます。
良質なユーザーを残し追加ユーザーを見つける
広告を配信したら、データを活用してさらに効果的にフォロワーを獲得できるように広告を運用していきましょう。設定したユーザーごとに「どれくらいのインプレッションが出ているか」、「どれくらいの人数にフォローされたか」、「どのくらい予算を使ったか」などのデータが表示されます。1フォロワー獲得あたりの単価が安くインプレッションが出ているということは、たくさんの人に表示されて安価でフォロワーを獲得できているということです。そうしたユーザーに関しては積極的に配信を継続しましょう。
逆にインプレッションは出ているものの、フォロワー獲得単価が高いとコストがかさんでしまいます。場合によってはそうしたユーザーはリストから削除し、より高いパフォーマンスを発揮するであろう新しいユーザーを見つけて、新たにデータを蓄積して効果を検証する戦略も必要です。このようにトライ&エラーを繰り返して運用していくことで、より広告のパフォーマンスを高めることができます。
まとめ
この記事では、X(Twitter)広告のフォロワーターゲティングの使い方やユーザーの選び方、効果的な運用方法について解説してきました。
フォロワーターゲティングでは、第一に選定するユーザーが重要です。自社のペルソナに近い人物に向けて発信しているユーザーを30件ほどピックアップして設定しましょう。広告を配信するとデータが蓄積されていくので、そのデータを活用してユーザーの選定をおこなうことで、より高いパフォーマンスを発揮できるようになります。ぜひ、フォロワーターゲティングを使いこなして、自社に興味を持ってくれるフォロワーを獲得してファンを増やしてください。
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