競合するWEBサイトを分析したり、自分のサイトと比較したりしたいと考える人は多いのではないでしょうか。なぜなら、それが実現できれば、競合WEBサイトが上位にある理由や、自分のサイトの改善点がわかるからです。
そして、similarwebはその望みを実現するために有効なツールといってよいでしょう。そこで今回は、similarwebでできることを詳しく紹介していきます。また、similarwebの使い方も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
Similarwebとは?
similarwebとは、一言でいえば競合のWEBサイトのアクセス情報を分析できるマーケティングツールのことです。気になる競合のWEBサイトのURLを入力するだけで、訪問者数や上位検索キーワードなどのデータを幅広く取得して、「競合との比較」「検索の上位表示に必要なものの分析」「キーワードの分析」など、マーケティングに必要な多くの分析ができます。
この分析結果により、新しいマーケティング市場の開発も可能です。そのため、サイトを運営している個人や企業を問わず、多くの導入実績を持っています。similarwebを導入し、その使い方を知ることが自社サイトの大きなメリットとなる証明でしょう。また、similarwebの大きな特徴として、オリジナルのクローラーでデータを取得することもあげられます。similarwebはオリジナルのクローラーを使い、月に10億回以上もインターネット上を巡回してデータを収集しているのです。
さらに、このオリジナルのクローラーによって集められたデータに、similarwebが利用者に提供しているプラグインから取得しているデータを組み合わせることで、より正確な情報収集を可能にしています。しかも、ある程度の機能は制限されるとはいえ、無料版が存在するのもsimilarwebの大きな魅力でしょう。similarwebは無料版でも競合サイトの分析力が高く、その分析結果を利用して自社サイトを改善し、上位表示を狙うために有効なSEO対策ができるツールとして定評があります。サイトの改善には必須のツールともいわれているのです。
そのsimilarwebを運営しているのは、イスラエルに2009年に設立された「SimilarWeb Ltd.」です。「SimilarWeb Ltd.」は、市場データの分析やWEB解析、データマイニングなど幅広い事業を手がけている企業であり、アメリカやイギリス、そして日本の東京など多くの拠点を持っています。
Similarwebを使うとできること
ここでは、WEBマーケティングの戦略には必須とまでいわれるsimilarwebを使うとできることを、詳しく解説していきます。競合のWEBサイトを分析・比較し、自分のサイトを改善するためにも、similarwebでできることをしっかりと理解していきましょう。
競合がわかる
similarwebを使うと、自社サイトと競合するWEBサイトがわかります。なぜなら、similarwebを使うことで、普段は知ることのできない、自社サイトで使用しているのと同じキーワードを使っているWEBサイトを知ることができるからです。そのうえ、そのWEBサイトへのアクセス状況を解析したり、上位表示されているキーワードを確認したり、またはトラフィックの流入元まで分析できたりします。例えば、競合WEBサイトの「訪問者数」や「平均滞在時間」「直帰率」などが解析可能です。
それに、競合のWEBサイトが使っている長期的にSEOに有利なキーワード、つまりロングテールキーワードを確認したり、そのキーワードのリストを作ったりできます。そして、競合するWEBサイトへの流入が、検索エンジンや他のサイト、またはメルマガや広告など、どこから来ているのかなども分析可能です。
競合との比較ができる
similarwebを使うと、競合するWEBサイトとの比較ができます。というのも、similarwebは数千を超えるさまざまな情報源をもっており、そこから得られる情報をもとに、自社サイトと競合サイトの客観的で正確な比較が可能なためです。例えば、競合するWEBサイトの広告戦略やサイトを訪れているユーザーの属性などを明らかにして、自社サイトのデータと比較ができます。
検索の上位表示になにが必要かわかる
similarwebを使うと、検索の上位表示になにが必要なのかを知ることができます。なぜなら、上位表示されている競合サイトをさまざまなカテゴリで分析し、自社サイトには何が足りないのか、どのような施行をすればいいのかを判断できるようになるからです。例えば、任意のキーワードがどのくらいの流入量をもつのかを分析し、そのキーワードが上位表示に効果があれば、自社サイトでも取り入れることができます。
また、同じように競合のWEBサイトが使用しているキーワードを分析し、流入量がありながらも競合がまだ使っていない穴場のキーワードを狙うことも可能でしょう。このように、similarwebを使うと自社サイトを上位表示するには何が必要なのかがわかり、サイトの改善に役立ちます。
キーワードを分析しリスティング広告やSEOに役立てる
similarwebを使うと、キーワードを分析してリスティング広告やSEOに役立てることができます。というのも、similarwebでは任意のキーワードの訪問数や流入元、訪問キーワードなどが一覧で表示され、未知のキーワードの発掘や必要な記事を追加する場合に、とても効果的に利用できるからです。これは、任意のキーワードの分析により、期待できる流入量が前もってわかることを意味します。また、similarwebではキーワードが秘匿されずに表示されるのも、分析した結果をSEOに役立てることのできる一因です。
そのうえ、similarwebではキーワードを変化率ごとに並べ替えたり、2つのキーワードの優劣を比較したりできます。この機能は、上昇中だったり競合に負けていたりするキーワードを効果的に探り出し、リスティング広告を補うためにとても効果的です。このように、similarwebはキーワードを分析して、リスティング広告やSEOに効果的に役立てることができます。
SEOの順位の変動要因を分析する
similarwebを使うことで、SEOの順位の変動要因を分析することもできます。なぜなら、similarwebではユーザーの行動やアクセス元が分析できるばかりか、他のサイトがなぜ上位に上がっているのかの理由まで調べることができるからです。この機能を利用すると、ユーザーや市場がより求めるものを提供できます。その結果、SEO対策を強化することで上位を狙うことができます。このように、SEO対策にとっても、similarwebのSEOの順位の変動要因を分析できる機能は、とても効果的です。
Similarwebの無料版と有料版の違い
similarwebは無料版でも、競合サイトの分析ツールとして有効に活用ができます。なぜなら、similarwebは無料版でも、競合サイトをさまざまに分析できる機能が利用できるからです。例えば、「地域別のアクセス割合の推移の確認」「指定したURLのサイトの前後にユーザーが訪問していたサイトの確認」「自然検索と検索連動型広告の2つの経由からの検索流入の数値を確認」「ソーシャルメディアからの流入割合の確認」「競合他社が使用している広告配信システムや掲載しているホームベージの確認」「訪問したユーザーの属性や関心のあるホームベージの確認」「競合となりえるサイトの一覧表示の確認」などの機能が利用できます。
ただし、similarwebの有料版では無料版の機能に加え、アプリの解析をしたり、分析したデータをExcel形式でエクスポートしたりする機能も利用可能です。特に、分析したデータをエクスポートする機能は、チーム内での情報共有にとても有効でしょう。また、無料版と有料版の大きな違いは、利用するうえでの機能の制限具合にあるといえます。例えば同時にログインできるユーザー数や検索をするために遡れる期間、さまざまな分析方法によって取得できるデータの数なども、無料版と有料版では違っています。
同時にログインできるユーザー数は、無料版が1人なのに対して有料版では複数人が可能であり、検索のために遡れる期間も、無料版が1ヵ月前であるのに対して有料版は37ヵ月前と大きく違います。そのうえ、キーワード検索で取得できるデータ数も、無料版の10件に対して有料版は1000件以上です。分析については、有料版では「類似サイト分析」「業界分析」「サブドメイン分析」「人気ページ分析」と、より細かく精密になっています。広告クリエイティブの分析でも、無料版の1枚に対して有料版は100枚以上と大きく差があります。
ここまで機能的な制限に大きな差のある有料版は、サブスクリプションとして利用できるようになっています。しかし、利用料金は安くありません。個人向けプランで利用する場合は一番安価なBasicプランでも199ドル、つまり日本円にすると1ヵ月に2万円以上もかかるからです。Basicプランが199ドル、Advancedプランが349ドル~となっています(月額のUltimateプランは廃止になり、現在は見積もり式の法人向けプランになっています)。
日本で有料版のsimilarwebを利用する場合ですが、価格・プラン共に現在は統一化されており、アメリカ合衆国の場合と相違はありません。ただし、similarwebのプランは定期的に価格・内容が変わる可能性があるため注意が必要です。日本の場合は、まずはsimilarweb公式サイトに問い合わせをし、見積を取得してください。
そのため、similarwebを利用する場合にはまず無料版で試してみて、使い方と使用感を確かめてみることをおすすめします。そのあとで、無料版よりも詳しいデータが必要だと感じたら、有料版へ移行するのがよいでしょう。
無料版Similarwebの使い方
ここでは、無料版similarwebの使い方を紹介していきます。無料版similarwebを使う場合は、まずはsimilarwebのホームベージにアクセスしましょう。
そこで、similarwebにログインするためのアカウントとしてIDとパスワードを登録してください。そうすることで、similarwebにログインできるようになります。ログインしたら、競合分析と表示されている検索窓に分析したいサイトのURLを入力しましょう。すると、similarwebのダッシュボードが表示されます。
similarwebのダッシュボードに表示されるのは、以下の項目です。
- トラフィック概要
- リファラル
- 検索
- ソーシャル
- ディスプレイ広告
- オーディエンスの興味
- 競合および類似サイト
- 関連モバイルアプリ
「トラフィック概要」では、分析したいWEBサイトの「合計訪問数」「デバイスの分布」「国別のランク」「月間のセッション数」など、基本的な状態の確認が可能です。「リファラル」では対象のWEBサイトへ、どのサイトを経由して流入したのかの分析が可能であり、プレリリースの効果や流入させるのに有利な記事を効果的に把握できます。また、「検索」は検索エンジンからの流入割合を自然検索と検索連動型広告(PPC広告)の2つの経由から分析可能であり、打った広告の効果を検証してアクセス数の改善につなげることが可能です。この検索は自社サイトの広告だけではなく、競合サイトの打っている広告の確認もできます。
「ソーシャル」は、FacebookやTwitter、Instagramなどソーシャルメディアからの流入割合を確認できる機能です。そして、「ディスプレイ広告」は、競合サイトがどの広告システムを利用しているのかを確認できます。ちなみに、ディスプレイ広告システムとは、検索ユーザーに適した広告を自動的に配信する広告システムです。最後の「オーディエンスの興味」「競合および類似サイト」「関連モバイルアプリ」は有料版での機能になるため、残念ながら無料版では使えません。
しかし、ここで紹介したように、無料版であっても使える機能を有効に利用することで、競合サイトの流入数や施している対策を知ることができます。つまり、無料版similarwebで得た結果を自社のWEBサイトの運用や改善に役立てることが可能です。また、どのような内容をユーザーへ発信すればよいのかさえ分析ができます。まずは、自社サイトの改善に、無料版similarwebを存分に利用してみましょう。
Similarwebの基本的な見方
similarwebの基本的な見方を知ることで、自社サイトのアクセス数やトラフィックをどのように改善して、競合サイトよりも上位表示を目指していくのかを具体的に理解できるでしょう。では、similarwebの基本的な見方を詳しく見ていきましょう。
オーディエンス
similarwebのオーディエンスは、情報を受け取る人の意味で使われます。WEBマーケティングではサイトの訪問者の意味です。そして、similarwebのオーディエンスのカテゴリには、「トラフィックとエンゲージメント」「アクセス地域」「デモグラフィック」「興味・関心」の4つがあります。
1.トラフィックとエンゲージメント
similarwebのトラフィックとエンゲージメントでは、「合計訪問者数」「月間アクセス数の比較」「トラフィックの経時変化」の分析が可能です。合計訪問者数の分析は、マーケットシェアと潜在的な市場範囲を理解して、競合他社のベンチマークを明確にするために効果があります。月間アクセス数の比較を分析するのは、訪問者の質やエンゲージメント指標を分析して、月次でのブランドの市場ポテンシャルを明確にするためです。そして、トラフィックの経時変化の分析は、リーチおよびエンゲージメントの経時変化を明示して、ブランドの成長有無を評価するのにとても効果があります。
2.アクセス地域
similarwebのアクセス地域とは、自社サイトや競合サイトにアクセスしている国別のシェアを知ることができる機能のことです。このアクセス地域機能により、多言語サイトのコンテンツで効果的にアクセスを集めることができます。なぜなら、海外の任意の地域に合わせてコンテンツを修正できるためです。例えば、海外コンテンツは日本と比べるとアクセスを集めやすい好みが変わってきたり、主流で利用されている検索エンジンが違ってきたりして、地域によってSEO対策が変わってしまう傾向があります。
そのため、海外向けのWEBマーケティングは、国内に比べると難しいといわれています。このような場合にも、similarwebのアクセス地域の機能は、とても有効です。
3.デモグラフィック
similarwebのデモグラフィック機能は、WEBサイトへの訪問者のデモグラフィックの傾向を追跡するのに効果があります。なぜなら、この機能を使えば、訪問者の年齢、性別、興味、利用デバイスの内訳などを把握できるからです。ちなみにデモグラフィックとは、訪問者の性別や年齢、居住地域、そして所得、職業、家族構成など人口統計学的な属性の総称をいいます。 マーケティングでは、デモグラフィックに含まれる属性を利用して市場を分類し、ターゲットを明確にするための指標として使われることが多いです。
4.興味・関心
similarwebの興味・関心とは、選択したアプリと同じユーザが使用する可能性の高いアプリのリストが表示される機能のことです。この機能は、自社オーディエンスの興味・関心や指向性を理解するのにたいへん便利です。なぜなら、この機能を使うことで、潜在的なパートナー相手やアプリ間クロスプロモーションの機会を特定できるためです。ちなみに、アプリ間クロスプロモーションとは複数のアプリを所有しているときに、それぞれのアプリを使ってほかのアプリへと誘導し、集客に役立てる手法をいいます。
競合サイト
similarwebの競合サイトの機能は、競合サイトのトラフィックシェアが最も高いチャネル(媒体や経路)を特定するのにとても有効です。なぜなら、競合サイトのチャネルごとのパフォーマンスを、業界ごとに比較してベンチマークできるためです。例えば、サイトへの訪問時間や直帰率などのエンゲージメント指標を使用して、競合サイトのチャネルのトラフィックの質を評価できます。
流入チャネル
similarwebの流入チャネルとは、流入キーワード、リファラー、ディスプレイ広告、そしてSNSに、選択した分析期間内に流入したトラフィックを明確にすることです。では、それぞれについてできることを詳しくみていきましょう。
1.流入キーワード
similarwebの流入キーワードを使うと、特定のイベントや日時を起点にして、任意のキーワードが自社や競合へ流入したトラフィックの割合を確認できます。そのため、任意のキーワードがマーケットシェアを獲得しているか損失しているかを明確にできるのです。
2.リファラーのトラフィック
similarwebのリファラーのトラフィックを使うと、競合サイトがどのリンクを介してトラフィックが発生させたのかを明らかにすることが可能です。ちなみに、リンクとしてはアフィリエイトやパートナー、ニュースやレビューなどの各サイトや、アドネットワークを経由しないダイレクトメディアバイイングなどがあります。
3.ディスプレイ広告からのトラフィック
similarwebのディスプレイ広告からのトラフィックを使うと、他のWEBサイトから広告配信プラットフォームを経由して送信されたトラフィックや、ディスプレイ広告からの流入割合を明確にできます。なぜなら、similarwebのページ内の「上位パブリッシャー」には、分析対象のWEBサイトへ流入をもたらしたディスプレイ広告の配信元サイトが表示されているからです。この表示されている一覧を使えば、競合サイトの流入割合も明らかになります。
4.SNSからのトラフィック
similarwebのSNSからのトラフィックでは、FacebookやYouTubeなどのソーシャルメディアサイトから送られるトラフィックを明確にできます。というのも、WEBサイトの運営に効果的だったり、競合が力を入れていたりするソーシャルメディアを確認できるからです。この結果を、自社のWEBサイトの運営の強化に活用できます。
流出リンク
similarwebの流出リンクでは、サイト訪問者がどのサイトに離脱したのかを確認できます。そのため、流出リンクを確認することで、自社サイトへの流出トラフィックを競合サイトと比較しながら分析が可能です。このことは、競合サイトの集客戦略を明らかにするうえでたいへん効果があります。
サイトで利用しているテクノロジーサービス
similarwebのサイトで利用しているテクノロジーサービスとは、競合サイトが導入しているテクノロジーを知ることができる機能です。これは、自社サイトで利用するテクノロジーサービスを決める際の大きな指標にできます。競合サイトが導入しているテクノロジーサービスとは、分析ツールやメールサービス、それにライブ・チャットなどのことです。
自社サイトと競合サイトとを比較
similarwebの自社サイトと競合サイトとを比較とは、自社のサイトと競合または類似しているサイトを表示する機能のことです。サイトを比較することで、競合が使用している広告配信プラットフォームや広告媒体を明確にし、自社サイトの戦略を最適化が可能となります。
Similarweb 有料版で使える代表的な機能
similarwebの無料版を使用中に、どうしても有料版の機能が必要になったときは、ホームページから資料を取り寄せて、コンサルタントに有料版へのグレードアップを相談しましょう。「無料版と有料版の違い」で紹介したように、有料版はサブスクリプションで利用できます。ただし、1ヵ月の利用料は安くはありません。有料版で使用できる機能をよく確認したうえで、グレードアップするのがおすすめです。そこでここでは、similarwebの有料版で使える代表的な機能を解説していきます。
1.キーワードジェネレータ
similarwebのキーワードジェネレータとは、種として設定したキーワードに基づいたロングテールキーワードのリストを自動的に生成する機能のことです。この機能により、各キーワードの正確な検索ボリュームやトレンド、それにWEBサイトの獲得状況の確認ができます。そして、この獲得した結果により、競合サイトよりも順位を上げ、質の高いトラフィックを獲得してコンバージョン率を向上させることが期待できます。
2.オーガニックページ
similarwebのオーガニックページとは、指定されたWEBサイトにオーガニックトラフィック(自然検索)を誘導するページのリストを表示する機能のことです。この表示には、各ページのトラフィックシェアやトラフィック傾向、それにトラフィックを牽引するキーワードやその数が含まれます。これらを知ることによって、競合サイトのコンテンツ戦略を分析し、自社サイトの改善に役立てることができます。
3.オーガニックの競合
similarwebのオーガニックの競合とは、自社サイトが使用しているのと同じ検索キーワードからトラフィックを得ようとしているWEBサイトを特定できる機能のことです。この機能により、自社がターゲットとするユーザーがどのようなサイトにアクセスしているのかを知り、そのサイトを競合サイトとして分析して情報を得ることができるようになります。このようにして競合サイトを明らかにして情報を得ることは、自社サイトの改善につながります。
4.有料検索の概要
similarwebの有料検索の概要とは、similarwebが獲得ユーザーあたりのコストを削減してコンバージョン率を最大化し、有料検索を最適化する機能をもつことを指します。そして、有料検索を最適化するには、競合サイトのキーワード戦略を分析して最適な検索広告戦略を見つける手法が使われます。そのために、similarwebは有料検索キーワード、クリエイティブ、ランディングページ、アドネットワークを明らかにすることが可能な機能を備えています。
ちなみに、有料検索とは、自社サイトにユーザーを誘導するために、検索エンジンに対して料金を支払い、検索結果のページに広告を反映させることです。有料検索のメリットは、広告を打つ目的やターゲットに合わせて配信設定を細かくカスタマイズできるため、サイトを訪れるユーザーの関心が高い広告を表示できることでしょう。そのために、有料広告はとても高い効果があるといわれています。
5.クリエイティブ(Display)
similarwebのクリエイティブ(Display)とは、競合サイトを広告のキャンペーン、パブリッシャー、そしてアドネットワーク別のクリエイティブとして、実際に掲載された日数を確認できる機能のことです。この機能により、広告クリエイティブやキャンペーン、それにディスプレイ広告のトラフィックとエンゲージメントの統計情報を明確にし、競合サイトよりも上位を狙うために必要な情報を得ることができます。自社サイトの改善に、有効な機能なのです。
ちなみに、広告配信のクリエイティブとは、WEBページやアプリなどのデジタル環境を利用してユーザーに配信する広告を指します。配信形式には、画像や動画、音声などがあります。
無料版でも力強い武器になる!Similarwebを使って競合分析してみよう!
今回は、similarwebを、無料版と有料版の違いを含めて、詳しく取り上げてきました。similarwebを利用すると、競合サイトの使用しているキーワードや、パフォーマンス、トラフィック、エンゲージメントなどを分析し、自社サイトを優位にするための戦略を練ることが可能です。
しかも、この機能は無料版のsimilarwebでも十分に効果を実感できます。無料版でも力強い武器になるsimilarwebを使って競合サイトを分析し、さらなる上位表示を目指しましょう。
株式会社タガタメの代表。クライアントのデジタル戦略担当としてプロジェクトを成功に導く為の試行錯誤を繰返しています。その中で得た気づきなどをお伝えしていきます。
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