「BlendVision One」簡単5ステップで動画・ライブ配信が可能に

編集部

アジア太平洋圏に事業拠点を持つグローバルメディア&テクノロジー企業「KKCompany Technologies Inc.」の日本法人「KKCompany Japan合同会社」がこのほど、法人向け動画配信プラットフォーム「BlendVision One(ブレンドビジョンワン)」の販売、サービス提供をスタートさせました。

動画コンテンツを活用した社内外のコミュニケーションは昨今のビジネストレンド。本記事では法人向け動画配信SaaS市場の動向や「BlendVision One」の使い方について解説していきます。

急速に広まる動画共有サービス

動画共有サービスと聞くと、最初に思い浮かぶのがYouTubeではないでしょうか。YouTubeは2005年にサービスをスタートさせています。わずか7ヶ月後には1日の動画再生回数が1億を突破しました。

そして、2007年にiPhoneが登場。動画撮影、編集、アップロード、視聴までモバイルで完結する仕組みが構築され、爆発的に動画コンテンツが増加していきます。2013年以降、動画共有サービスの利用率と利用時間は右肩上がり。特に新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2019年から2020年にかけて顕著に増加しています。

出典:総務省情報流通行政局「通信利用動向調査」に基づく

YouTube国内企業チャンネル視聴も増加傾向

動画共有サービスは当初、一般消費者の間で広がりを見せていました。しかし、近年では企業においても増加傾向にあります。YouTubeの国内企業チャンネル視聴回数を見ると2016年は179億回でしたが、2019年には倍以上の373億回を記録。2020年には437億回となっています。企業チャンネルの割合は全体の16%ですが、今後はより増えていくと予想されます。

出典:kamui trackerおよびChannelMeter調べ

法人向け動画配信SaaS市場は年率31%成長見込み

国内のクラウドSaaS市場規模は2022年で約1兆900億円。今後は年率14%での成長が見込まれています。その中でも国内法人向け動画配信SaaSは、2022年約379億円から2026年には1,118億円に到達すると予測。年率31%成長という見込みです。

出典:スマートキャンプ「SaaS業界レポート2021」、富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2022年版」、「デロイトトーマツミック経済研究所法人向け動画・配信ソリューション市場の現状と展望【2022年度版】」

今後、動画配信SaaSに求められるもの

現在、市場は黎明期と言えます。これまでは、比較的リテラシーの高いユーザーが動画配信SaaSを活用していました。今後は市場の成長に伴い、より多くの法人で、あらゆる担当者が動画配信を活用していくでしょう。いわゆる市場成長期に求められるのは「使い勝手の良いUI」、「快適なUX」、「セキュリティ」の3点です。

BlendVision Oneとは

このほどKKCompany Japan合同会社がリリースした法人向け動画配信プラットフォーム「BlendVision One」は動画配信、ライブ配信に必要な機能を搭載。また、セキュリティ性や秘匿性を確保できる機能をオールインワン・パッケージで実現させたプロダクトとなっています。以下で詳しく見ていきましょう。

動画配信

AI高画質圧縮機能、クラウドストレージ、大規模安定配信ネットワークが備わったプロダクト。視聴者はパソコンやタブレット、スマートフォンで視聴することが可能です。

ライブ配信

ライブイベント管理、大規模安定配信ネットワーク、超低遅延高画質配信を実現させています。また見逃し再生やチャット機能も搭載しており、視聴者とインタラクティブに繋がることができます。

セキュリティ対策

視聴者にユニークなコードを発行することで視聴可能者を制御します。また、各視聴者のデバイス数を設定することも可能です。視聴地域に関しては視聴可能な国やエリアを設定。再生可能なドメインも設定できます。

デジタル著作権管理(DRM)については視聴中動画のスクリーンショットを不可にする設定もあります。動画再生中に「透かし」を表示させ著作権を明示する「ウォーターマーク」機能を装備しています。

5つのステップで誰でも簡単に配信スタート

市場のニーズを捉えた「BlendVision One」。最大の特徴は“使いやすさ”でしょう。動画配信業務の経験が少ない担当者でも、直感的な5つの操作で簡単に始めることができます。

ファイルをドラッグ&ドロップ

まず、動画配信の場合は動画ファイルを、ライブ配信の場合は映像ソースをドラッグ&ドロップしてください。

自動でエンコード開始

次にプロファイルセット。動画の設定ですが、こちらはおすすめ設定があるため、そのまま「エンコーディング開始」ボタンをクリックすれば、自動でエンコードが開始されます。

配信に適した形に変換

続いて配信に適した形に変換します。こちらも自動で変換されます。

視聴用共有リンク生成

アップロードとエンコードが終了したら視聴用の共有リンクが生成されます。

動画配信スタート

リンクを視聴者に共有し、再生ボタンを押せば動画配信がスタートし、視聴可能となります。

セキュリティ対策も3ステップで完結

セキュリティの設定は「コンテンツ保護」のタブをクリック。まずは上段でDRMの設置を行います。中段は非公開設定。視聴者やデバイス数に制限を設けることができます。下段は視聴地域制限となっています。

セキュリティ対策も3 つのステップと非常に簡易的になっており、誰でも安心した動画配信ができる仕様です。

活用が想定できるシチュエーション

さて「BlendVision One」はどのようなシチュエーションで活用できるのでしょうか。同プラットフォームを活用することで、社内外の様々なステークホルダーとの関係性構築やエンゲージメント強化を図ることができるでしょう。

社内コミュニケーション

あらゆる業種の社内情報共有に活用することができます。動画コンテンツを用いた商品情報やマニュアルの共有。多拠点であればオフィス間での共有も可能です。社内イベントのライブ配信に活用するケースもあります。

また、研修や教育においても動画コンテンツは便利なツールになります。特に小売業や流通、美容、建築土木などの業種でスタッフ向け研修・教育動画を共有するのは、効率的な活用方法です。

社外コミュニケーション

一方、社外コミュニケーションはさらに多岐にわたる活用方法があります。情報共有ツールとして活用する場合、金融業や保険業は商材を動画で分かりやすく伝えることができます。インターネット上に公開することで、顧客だけでなく株主や就職希望者らにも伝えたい情報を共有できるでしょう。

営業支援やマーケティングにおいても動画コンテンツは強力な武器になります。既存顧客や見込み顧客向けのオンラインセミナーをライブ配信するという使い方も考えられます。

動画コンテンツを活用したビジネスがスタンダードに

YouTubeをはじめ、InstagramやTikTokなどのSNS動画コンテンツは消費者にとって馴染みのものとなりました。今後、動画コンテンツを活用したビジネスはスタンダードになっていくでしょう。使いやすく安心できる動画配信プラットフォームの導入は、自社のサービスを加速させるのではないでしょうか。

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